CSI - Season 1 ====== #2 Cool Change ====== * 邦題:「呪いのジャックポット」/「墜落死は自殺か他殺か?! 死体が語る欲望の衝動殺人・美人捜査官命の代償」 * 脚本:Anthony E. Zuiker * 監督:Michael Watkins * 初回放映:2000-10-13 ---- //"How did you know all that?"   "Your boyfriend told me."// ===== 事件概要 ===== ==== 億万長者転落死事件 ==== スロットマシンで4000万ドル(40~42億円くらい?)を当てた男が、ホテルから転落死。「まず彼(遺体)の話を聞こう」と言うグリッソム。「彼に話をさせるのだ」 屋上から人形を放り投げて再現実験をするグリッソムの前に、サラ・サイドルが現れる。ホリーの穴埋めと内部監査のためにグリッソムが呼んだ元教え子。グリッソムは人形実験で、男は飛び降りたのではなく突き落とされたのだと判断する。 グリッソムとニックは屋上を調べ、ルーフダストを発見。死んだ男が大金を当てたスロットマシンを、その直前まで使っていた老人の靴にもルーフダストがついていた。老人は死ぬつもりで屋上へ行ったが、結局死ねなかったという。被害者の靴にはルーフダストがついていなかったため、老人は釈放される。 二人は被害者の時計を調べ、そこにホテルのじゅうたんの繊維を発見する。その時計は、被害者が死ぬ直前に買ったものだ。そこから、被害者の恋人が嘘を言ったこと、被害者が殴られた後、部屋を引きずられて突き落とされたことが明らかになった。 犯人に「見て来たように言うけど、どうしてわかったの?」と聞かれ、グリッソムは「君の彼氏に聞いた」と答えた。 ==== ホリー・グリッブス事件 ==== グリッソムは、ホリーと接触のなかったニックに担当させようとするが、キャサリンが担当したいと申し出る。仕事に乗り気でなかったホリーを励まし、辞めるなと言ったのは自分だった。責任を感じるキャサリン。現場を離れたウォリックは停職処分となった。危篤状態だったホリーは、そのまま息を引き取る。 現場からはホリーの銃とポケベルが発見される。銃の弾から、ホリーは自分の銃で撃たれたことがわかった。 ポケベルが鳴り、キャサリンはとっさの演技で持ち主の居所を聞き出す。部屋に踏み込んでみると、そこには派手なブリーフいっちょで頬に生傷をつけた男がいた。DNAを比較した結果、その男の傷はホリーがつけたものだと判明。「私たちに証拠を残してくれたのね」とつぶやくキャサリン。 ---- ===== 感想 ===== 事件は2件だけ。これくらいの方がわかりやすいし、ドラマの展開に集中できていいな。 レギュラー出演のサラですが、初登場はこの回でした。"The West Wing" で女性SPを演じている女優さんですね。でも最初はキャサリンに「事件横取りしないで」とか言われて、ちょっと険悪な雰囲気。 サラが登場する時、グリッソムはホテルで再現実験をしています。人形を落として落下した様子を観察しているのですが……見物人が大勢いるのは、まぁ当然として(観光地だし)、人形が一体落ちるたびに拍手喝さいってのは、何なんだ。ちょっと不謹慎じゃない? というか、そんなに喜ぶほど面白いのか? 他に面白いこといっぱいあるだろう、ラスベガスなら! 冒頭でグリッソムが「まず彼(遺体)の話を聞こう」と言っていますが、その言葉がラストの「君の彼氏に聞いた」という台詞につながっていくんですね。一方でキャサリンは、ポケベルとDNAという、ホリーの残した声なき声から犯人をつきとめます。この「死者の声を聞く」というのが、このドラマの重要なテーマなのだと思います。 最後の方で、キャサリンがホリーの遺体からサンプルを採るシーンは、胸にじんときました。 --- //Yoko (yoko221b) 2004-01-26// [<>]