CSI: Miami - Season 7, Episode 20 ====== #162 Wolfe In Sheep's Clothing ====== * 邦題:「狼の叫び」 * 脚本:Krystal Houghton * 監督:Carey Meyer * 初回放映:2009-03-30 ---- ===== 事件概要 ===== ==== イアン・ワーナー ==== ロシアン・マフィアに捕えられたウルフは拷問を受け、ビリー・ガントリーを人質にとり、殺人事件の証拠を操作するよう強要される。 解放されたウルフは、為替ブローカーのイアン・ワーナー殺害事件の現場に向かう。事件の直後に警備員が建物を封鎖したため、犯人はまだ中にいるはずだった。ワーナーの金庫は空になり、屋上のジャグジーは水が紫色に変色していた。札束には盗難防止用の染料(ダイパック)が仕込まれていたため、犯人はジャグジーの中で開封してインクを薄めたものと思われた。ウルフは犯人が残した薬きょうを秘かに回収する。 犯人は屋上からパラシュートを使って逃亡したと思われたため、デルコは近くの建物の屋上を調べ、パラシュートの布片を発見。DNAからジム・コルトンを割り出す。だがマフィアから命じられたウルフはコルトンを擁護する。 ウルフは自分のシャツに付着した痕跡から、犯人が砂糖精製所にいたらしいと推測する。また、マーク・ガントリーに連絡を取り、彼らがマイアミに戻って来ていること、ビリーが本当に誘拐されたことを確認。警備員ポーターソンの指紋をねつ造して証拠品に付着させる。ポーターソンからはなぜか発射残渣も検出されたため、容疑は濃厚となり、コルトンは釈放される。 マークがデイド署に駆けつけ、ウルフはホレイショにすべてを打ち明ける。 カリーはポーターソンの発射残渣の位置が不自然なことに気づき、火薬は犯人から転移したものであると判断。ポーターソンは、ワーナーのアシスタントを務めるシンシア・ラングから誘惑され、婚約中の身でありながら誘いに応じたことを認める。 マフィアは、ウルフの偽装が不十分であることを非難し、ビリーを殺すと脅す。電話の向こうから銃声が響きウルフは驚愕するが、撃ったのはホレイショだった。砂糖の精製所を特定してコルトンの身柄を押さえ、アジトに案内させていたのだ。 ビリーが無事に救出されたため、ウルフは隠し持っていた薬きょうをカリーとデルコに手渡す。付着していた指紋から、銃を撃ったのはシンシアとわかる。シンシアはコルトンと共謀してワーナーを殺したことを認め、ロシアとのつながりを示唆する。 薬きょうを隠していたことを責められたウルフは「敵の狙いはチームの分裂だ」と実感する。 ---- ===== 感想 ===== 前回のラストで「キャメロンを追跡中だが連絡が取れない」と言われていたウルフ。緊急手配しなきゃいけない事態だと思うのだが、なぜかスルーされていた。拉致されてボコボコにされたのに、カリーがちょっと気にしただけ。明らかに様子がおかしく、証拠を隠したりしていたのに、デルコは怒るだけで理由を知ろうともしない。恋人になったカリーもデルコに同調。この2人は今シーズンのプレミアでも、ウルフが「ホレイショ殺害」に関わっているのではないかと疑っていたし、何だかなーと思ってしまった。 「敵の狙いはチームの分裂」なのかもしれないが、デルコとカリーがくっついたこともチームの分裂を招いているような気がする。ナタリアもあまり出て来ないのでウルフの孤立が強調される感じ。ホレイショが理解してくれて良かった……例によって、かっこいい場面は持って行ってしまったけど。 さらに今回は、ビリー捜索でホレイショが車載のパソコンを使っていろいろ調べているのが新鮮。白衣コスプレだけがHのラボ芸ではなかった! --- //Yoko (yoko221b) 2014-06-20// [<>]