CSI: Miami - Season 7, Episode 22 ====== #164 Dead on Arrival ====== * 邦題:「花嫁は誰だ」 * 脚本:Corey Miller * 監督:Gina Lamar * 初回放映:2009-04-27 ---- ===== 事件概要 ===== ==== グレース・カールソン ==== リアリティ番組「花嫁は誰だ」の収録現場で出演者のひとり、グレース・カールソンが殺害される。 この番組は、ハンサムな独身男性ニール・パーマーの花嫁の座を巡って12人の女性が争い、ひとりずつ脱落していき、最後に残った花嫁が賞金100万ドルを獲得してニールと結婚するというもの。事件当日の放送で、ニールはまずケイトリンに別れを告げ、グレースにプロポーズをしようとしたが、グレースは待機していたリムジンの中で刺殺されていたのだ。凶器はリムジンに備えつけてあった酒瓶の尖った栓と思われたが、犯人が持ち去っていた。 リムジンにはビデオカメラが取り付けられていたが、ケイトリンの車もグレースの車も、犯行前後の映像が途切れていることがわかる。ケイトリンは自分の心情を吐露するため、録画されたくなくてカメラを止めたと主張する。 途中で脱落した女性たちは、今後の展開を視聴者に知られないよう、近くのホテルで缶詰め状態になっていた。そこで他の出場者たちに話を聞いた結果、出場者の大半が女優であり、番組の中で赤裸々にうつされる争いも脚本通りに演じていたことがわかる。ただし、グレースやケイトリンは素人で、特にケイトリンはニールに本気になっていたという。 その後ケイトリンが姿を消し、部屋からは凶器と思しきガラスの栓が発見される。だが凶器からはヘビ毒の成分が検出され、番組を熱心に見ていたナタリアは、出演者のマリッサがヘビ毒をエステに利用していたことを思い出す。 マリッサは番組が始まった直後、ニールに「私を選んでくれたら賞金を多めに渡す」と持ち掛けて取り決めを結んだが、途中でニールがグレースを本気で愛してしまったために落選させられてしまい、それを恨みに思っていた。そこでグレースを殺害し、ケイトリンに罪を着せようとしたのだった。 ==== ケイトリン・ソーヤー ==== ケイトリンが無実なら、なぜ彼女は姿を隠したのか。 グレース事件の捜査で、番組の映像を調べている途中、彼女たちの部屋を覗き見している不審な男性の姿があった。それは傷害罪の前歴を持つラッセル・キーナーで、本人は「覗いただけ」と主張していた。 だが詳しく調べてみると、ケイトリンは少女時代にナイフで首を切られるという暴行を受け、その後改名していたことがわかる。その事件の加害者が実はキーナーだった。キーナーはケイトリンの首に残る特徴的な傷痕で彼女だと気づき、自分を有罪にした証人に復讐するためにケイトリンをさらったのだった。ホレイショはボートでキーナーを逮捕し、アイスボックスに閉じ込められていたケイトリンを無事に救出する。 ---- ===== 感想 ===== フィナーレ前によくある、箸休め的なエピソード。リアリティ番組の収録現場が舞台で、実際に放映されている "The Bachelor" という番組がモデルとのこと。2002年に放送が開始され、2014年6月現在で18シーズンが放送されている。男女を逆転させたスピンオフの "The Bachelorette" というのもあって人気らしい。 ……という舞台設定は華やかだけど、事件の方はいまいち印象に残らない。リアリティ番組をめぐってナタリアやカリーがあれこれ言っていたくらいかなぁ。最後はもちろん、美女救出劇でホレイショの独壇場。 重要だったのは、タラが薬を飲んでいるところをカイルが見てしまったところかもしれない。タラは「古傷が痛んで、アスピリンを飲んでいた」とごまかすが、やはりあれは鎮痛剤のオキシコドンなのだろう。今シーズン限りでタラは降板しますよ、ということがここで予告されたのだと思う。そして、あまりかっこいい降板劇にはならないだろうということも。 ---- ===== 使用楽曲 ===== * I'm In Miami Trick by LMFAO (プールの場面) * The Fear by Lily Allen (番組中の音楽) * Intro / Time for Some Action by N.E.R.D. (番組中の音楽) --- //Yoko (yoko221b) 2014-06-24// [<>]