Dexter - Season 3, Episode 5 ====== #29 Turning Biminese ====== * 邦題:「ラスト・クルーズ」 * 脚本:Tim Schlattmann * 監督:Marcos Siega * 初回放映:2008-10-26 ---- ===== 概要 ===== デクスターはミゲルから妻殺しのイーサン・ターナーという男の話を聞く。5年前に薬物の過剰摂取に見せかけて妻を殺害したが、妻の財産を使って優秀な弁護士を雇って無罪。その後再婚してまた妻が死亡したが、現場は海上で管轄外。FBIが捜査を始めるが、証拠不十分で捜査が終了したと聞き、デクスターはその男を「次の獲物」に決める。 リタは、ミゲルの妻のシルヴィア(シル)とともに、結婚後の新居を探し始め、デクスターは「自分の聖域」を手放すことに不安をおぼえる。アントンを通じて皮剥ぎ犯の捜査を続けるデボラは、フリーボの下で働いていたウェンデルという少年の情報を得る。 新しい殺人が起きる。現場は郡警察の管轄だが、首の後の皮膚が剥ぎ取られていたため、エンジェルらが現場に呼び出される。合同捜査が始めるが、郡警察からメトロ警察に派遣されたリエゾンはラモン・プラドだった。結局、マスオカが検視報告書から今までの皮剥ぎ犯と手口が違うことを見抜き、合同捜査は終了となる。 警察署でデボラはウェンデルに話しかけて協力させようとするが、彼は未成年なので保護者の同意が必要。連絡を受けてやって来た母親は、「フリーボについて警察に話した者は殺されているから」と、ウェンデルを連れ帰ってしまう。その後デボラはウェンデルに会いに行き、フリーボが誰かに大金を借りていたらしいという情報を得る。 デクスターは、一緒に新居を見に行きたいというリタの誘いを断り、クルーズ船に乗るイーサンの後をつけて殺害。一方、シルと一緒に家を見に来たリタは、途中で出血を起こし病院のICUに運ばれる。港に戻ったデクスターはリタの危機を知って病院に駆けつけ、「早く結婚の日取りを決めよう」と言い、アパートはデボラに譲ることにする。 ミゲルは、デクスターが釣り場にいなかったこととイーサンが行方不明であることを知り、デクスターが本当は何をしていたかを知る。 ---- ===== 感想 ===== どうもこのシーズンはまったりし過ぎていてペースがいまいちだな……と思っていたら、中盤に差し掛かってようやく話が進み出した。 ミゲルはイーサンの失踪にデクスターが関わっていることをいち早く見抜く。フリーボの時は「正当防衛だった」とごまかしたものの、今回はそうはいかない。ミゲルからイーサンの話を聞いたその直後に殺しに行くとは、デクスターにしてはいささか単純な行動では? ミゲルはデクスターが一度人を殺していることを知っているし、「二度目はハードルが低くなる」と思っても不思議はないだろう。 そしてマスオカさんも活躍。彼は前シーズンでも前々シーズンでも、デクスターの犯行を示す証拠にあと一歩という所まで迫っていたし、ミゲルの次くらいに警戒すべき相手かもしれない。ところでマイアミで鑑識学会というと、デイド署ラボの人が来たりするのだろうか。いやホレイショは絶対来ないだろうけど、ナタリアとかヴァレーラあたりは何となく馴染みそうな気がする(DNA担当だし)。 ところでデクスターは結婚後、この裏稼業をどうするつもりなんだろう。アパートをデボラに譲って、血液サンプルやら七つ道具とかは? 血液サンプルは職場に置いておいた方が安全な気がするな~。もういっそ現物はあきらめて「滴下血痕 高さ10cm」みたいな写真にしておけば絶対にバレないと思うのだが、そうもいかないのだろうか。ナイフは「釣った魚をさばくため」としてボートに保管すれば? 子どもたちが触らないように、という名目で厳重に鍵をかけておけるし。 --- //Yoko (yoko221b) 2009-12-06// [<>]