Dexter - Season 5, Episode 10 ====== #58 In the Beginning ====== * 邦題:「事の発端」 * 脚本:Scott Reynolds * 監督:Keith Gordon * 初回放映:2010-11-28 ---- ===== 概要 ===== ジョーダンにルーメンの件を気づかれたことを知ったデクスターは、ソーニャに頼んでハリソンをオーランドへ行かせる。ジョーダンが持っていた血液の主、エミリー・バーチは厳重に鉄格子をかけた家に住み、デクスターとルーメンに対して「何も知らない」としか言おうとしない。 ドラム缶事件は再捜査が始まり、行方不明のコールの自宅が捜索される。ジョーダンはコールを「休暇中」だと言ったが、家の様子などからデボラは、彼は殺されたのではないかと思い始める。コールの自宅からは1から13までの番号が書かれたDVDが押収される。中には拷問され暴行を受ける金髪の女性たちの映像が記録されていた。デクスターはNo.13がルーメンだと判断してディスクをすり替える。 ルーメンは自分が暴行されている映像を確認して再びエミリーを訪ね、その映像を見せる。エミリーはやはりジョーダンたちのグループに襲われた被害者だった。10代の頃、キャンプの研修でジョーダンたちと一緒になり、彼らに襲われたのだという。ジョーダン・チェイスは本名を「ユージーン・グリア」といった。ルーメンは、コールやボイドと一緒に写真に写っていた太った少年がそのユージーンであると知って驚く。エミリーは残る1人の名は「アレックス・ティルデン」だと言う。ルーメンは次の標的をティルデンに定め、「次は自分でやりたい」と言う。だがエミリーはジョーダンの指示で動いていたのだった。 一方、デボラとクインはコールの友人リストからティルデンに事情を聞いていた。また、リディはクインの名前で書類を偽造して監視装置を借り出し、デクスターを本格的に監視し始める。 デクスターとルーメンはまず、ティルデンの自宅に忍び込んで「証拠」を探す。ティルデンは13種類のアクセサリーを保管しており、その中のひとつはルーメンの物だった。 ジョーダンはメトロ署に現れ、DNAサンプルを提供。デクスターは「お前は俺と彼女の獲物になる」と挑発。ルーメンはナイフで人を刺す練習をするが、その様子はリディに見られていた。 デクスターとルーメンは再びティルデンの自宅に忍び込み、ティルデンを捕獲。だがジョーダンが近くで見張っており、2人の姿を確認したうえでメトロ署に嘘の通報をしてデボラとクインを向かわせる。 デボラとクインはティルデン宅へ向かうが、デクスターとルーメンがすでに彼を拉致して姿を消した後。デボラは庭で女性と思われる足跡を見つけ、コールのDVDが13枚なのに対してボイドの家にあった髪束が12人分だったことと合わせて、被害者が脱出に成功して制裁人になったのではないかと思いつく。 一方、デクスターとルーメンは別の場所にティルデンを運び、ルーメンが手を下す。その夜、2人は初めて愛を交わす。 ---- ===== 感想 ===== 終盤に来ていよいよジョーダンを追い詰めるのか、と思いきやもう一人の共犯者判明。登場したと思ったらすぐに殺されてしまい、どういう人物なのかよくわからないままだったが、どうやら彼らはそれぞれに「トロフィー」を保管していたらしい。ボイドは髪の毛、コールは犯行の様子を収めたDVD、そしてアレックスはアクセサリー。ダンも何か持っていたのだろうか。そしてジョーダンは? エミリーの血液は身に着けていたが、他の被害者のはどうだろう。 ジョーダンがエミリーを支配するという関係はまだ続いており、ルーメンが訪ねて来たことなどが全部、筒抜けになっていたとは驚き。彼女がまだジョーダンの支配下にあるなら、あの厳重な鉄格子はいったい誰から身を守るためにあるのだろう。あるいは見かけとは逆に、エミリーがジョーダンを支配しているという可能性はあるのだろうか? デクスターとジョーダンはお互いの狙いを知りつつ、表面上は何事もなかったように取り繕っている。デクスターが警察署の中で、二人きりとはいえあんなに堂々と挑発したのには驚いた。 でもジョーダンのDNAは既にあるのでは? 最初コールと一緒に来た時に毛髪を提供していたはず。根元から引っこ抜いたので毛根からDNAが採取できると思うのだけど……それとも、ジョーダンはヅラなの?(だから痛そうにしていなかったのか) ルーメンは、ダンを撃ってギャーギャー騒いでいた時とはまるで別人のように落ち着きが出て、デクスターのパートナーとしての存在感がバシバシ出てきた感じ。デクスターも「ペアで狩をすること」を自然に感じ始めており、奇妙な――それでいて、とても自然な共犯関係が成立している。ティルデンの家ではデボラに二人が見つかるのではないかと思ったが、「殺し部屋」はちゃんと別に(隣家)用意していたのね。 その後二人は初めて結ばれるわけだが、体の傷跡が何だか痛々しくて、リタともライラとも違う切ない雰囲気が何とも言えず良かった。お互いに惹かれ合い、傷を癒し相手を慈しんでも、いずれは悲しい別れが待っている――そんな結末を予感させるような、刹那的なものが漂っているような気がする。 それはともかく、リディはデクスターとルーメンの「予行演習」を目撃しているし、デボラも真相に一歩近づいた。デクスターの動きと交わるのも時間の問題だろう。 --- //Yoko (yoko221b) 2012-01-28// [<>]