Homicide - Season 3, Episode 1 ====== #34 Fire: Part 1 ====== * 邦題:「炎(Part1)」 * 脚本:Julie Martin * 原案:Tom Fontana, Henry Bromell * 監督:Don Scardino * 初回放映:1995-10-20 ---- ===== 事件概要 ===== ==== No. 203 Mark Landry ==== 倉庫で火災が発生し、寝袋に入った遺体が発見される。ペンブルトンとベイリスが担当になり放火課のケラマン刑事とチームを組むことになるが、協力体制はうまくいかない。遺体は男性で身元不明、火災発生時に生存していたことはわかるが火災で死亡したという断定はできない。 ケラマンは倉庫の持ち主であるマシュー・ローランドが誰かを雇って放火させたとにらむ。ローランドは市長の後援者だが、数年前にも所有する物件が火事になり保険で大儲けしたことがあった。だが証拠はなく、ペンブルトンはケラマンの仮説に懐疑的。 火災現場でリサ・デナーディという少女が保護される。リサは現場で恋人のマーク・ランドリーを探していたという。2人は倉庫に寝袋を置いて時々そこで会っていたのだ。だが事件の夜リサは家を抜け出せず、マークに会えなかった。遺体の身元はマーク・ランドリーと確認される。 放火にはガソリンが使われていた。ペンブルトンのもとへ「ガソリンの容器がゴミ箱に捨てられている」というタレ込みが入る。ペンブルトンは容器を回収し、ベイリスとケラマンはローランドに事情を聞く。ベイリスはことさら威圧的に振る舞い、ローランドから警察幹部に圧力がかかってしまう。 ペンブルトンが回収した容器からはカルヴァン・ジョーンズという男の指紋が検出されるが、アリバイが確認され空振りに終わる。ケラマンは通報したヴェロニカ・ヴェレスの家を訪れて誘惑されるが、振り切って退出。ペンブルトンはマークの通っていた高校で事情を聞くが有力な情報は得られない。またケラマンの捜査でローランドが倉庫を売ろうと交渉していたこともわかり、ローランドへの容疑も消える。 ジャデーロとラッサートはボランダーとフェルトンの素行をめぐって口論。そこへ、別の倉庫でまた放火事件が起きたという報が入る。 ---- ===== 感想 ===== 新シーズンが始まったと思ったら、ボランダーとフェルトンが降板したことが台詞だけで語られる。どうやら警官の集会に出かけて羽目を外しすぎたらしく、22週間の停職処分。22週というとほぼまるごと1シーズンなわけだが、次のシーズンになっても2人は戻って来ないみたい。 そういうわけで、マンチとハワードはいきなりパートナー不在。ルイス刑事は前シーズンでクロセッティが降板してからずっとパートナーが決まらず。ということは、最初から続いている2人組ってペンブルトン&ベイリス組だけ? そのペンブルトンとベイリスは相変わらず良いコンビだが、臨時にチームを組んだケラマンとはどうも険悪(特にペンブルトン)。 ケラマン役のリード・ダイアモンドは色々なドラマで見かける俳優で、最近見たのは「24」と「ドールハウス」かな。どちらも最初だけ偉そうで情けなく退場というパターンだったので、ちょっと可哀相。他にも「名探偵モンク」や「クリミナル・マインド」などで見ているが、1回だけのゲスト出演が多いので印象はいまいち。このエピソードの時はまだ若くフレッシュでいいなぁ。 さて、火災現場で亡くなっていた少年は、火事に巻き込まれて死亡したのか、それとも先に殺されて証拠隠滅のために火をつけられたのかよくわからず。わからないまま2件目の火災が発生して後編へ続く。 --- //Yoko (yoko221b) 2011-09-18// [<>]