Law & Order - Season 1 ====== #20 The Troubles ====== * 邦題:「テロリストの悲劇」 * 監督:John Whitesell * 脚本:Robert Palm * 原案:Robert Palm, Dick Wolf * 初回放映:1991-03-26 ---- ===== 事件概要 ===== ==== People vs. Ian O'Connell (判事:Henry Fillmore) ==== IRAのテロ容疑者オコンネル、レバノン人の密輸業者、キューバ人モンテスの3人の容疑者が同じ車で護送されて来るが、到着後に扉を開けるとレバノン人ムスタファが殺害されていた。被疑者の扱いをめぐって、NYPDとFBIの間で指導権争い。結局FBIが生き残った2人の身柄を確保してしまい、捜査は難航する。 ムスタファとモンテスの間には麻薬という共通点があり、ムスタファ殺害の絞殺という手口も、モンテスの前歴と同じ。だが、モンテスは拘置所内で殺害されてしまった。ムスタファの関係者を調べようとするが、すでに店は閉鎖されていた。 オコンネルの資金集めパーティに行くと、そこには拘置所の看守マッカーターがいた。しかも勤務先は連邦拘置所で、モンテスの第一発見者だった。マッカーターの車からはモンテス殺害の証拠も発見される。マッカーターの犯行は、オコンネルの命令だった。オコンネルとムスタファの接点は、武器の供給だった。FBIはオコンネルに注目が集まることを恐れ、起訴に消極的。 連邦裁判所で無罪判決を受けるオコンネルを、ムスタファ殺害容疑で逮捕。ムスタファは麻薬と武器の取引の流れの中で、取引相手を裏切って不正に(?)利益を得たため、IRAに処刑されたのだった。オコンネルは法廷で、自分は良心的な政治犯であり、暴力を振るったことはないと証言する。検事は証人としてブリジット・マクディアミットを召喚。ブリジットの夫と2人の子どもは、かつてオコンネルの爆弾テロの巻き添えで死亡しており、その犯人がオコンネルであることを証言する。 ---- ===== 感想 ===== 警察官と消防士はアイルランド系が多いという話は聞いたことがあるが、このエピソードでローガン刑事がアイルランド系であり、ストーン検事にも「アイルランド人の祖母」がいてマイケル・コリンズなどイングランドと戦った「英雄」たちの話を聞かされて育ったことが明らかになる。グリーヴィ刑事(だったかな?)も「その苗字はメイヨー県(アイルランド東部)の出身でしょう?」などと言われていた。 ただ、アイルランドの視聴者からは「あまりにもステレオタイプで、イメージが古すぎる」という批判も出ているようだが。 --- //Yoko (yoko221b) 2007-05-14// [<>]