Without a Trace - Season 2, Episode 9 ====== #32 Moving On ====== * 邦題:「14歳の手紙」 * 監督:John Peters * 脚本:David H. Goodman * 初回放映:2003-12-11 ---- ===== 事件概要 ===== ==== 失踪者:リアナ・サルド(39歳、神経外科医) ==== 神経外科医のリアナ・サルドが失踪。彼女は優秀な医師で、患者や同僚との間に特に問題もかかえていなかった。最後に会ったのは元夫(病院の同僚医師で現在もジョギング仲間)のエヴァン・メイヒュー。エヴァンの自宅前でタクシーを呼ぼうとしたところ、「走って帰るから」と、そのままジョギングで帰宅したという。 リアナにはジェシーという恋人がいたが、しばらく前に別れたという。ジェシーの話から、リアナが妊娠し流産していたことがわかる。リアナはその後「距離を置きたい」と言ってジェシーと連絡を取らなくなっていた。 リアナは、薬物治療センターに友人を受け入れてほしいと頼んでいた。失踪する2日前に、リアナはロナルド・フェルプスという患者のためにメタドン(ヘロイン中毒の治療薬)の処方箋を書いていた。さらに、病院の職員はリアナが注射器をこっそり持ち出すところを目撃していた。薬局の主人の話では、リアナとロナルドともうひとり若い女性が来て、リアナがその場で処方箋を書いたという。 だが、ロナルド・フェルプスを探し当てて自宅へ行ってみると、ロナルドは背中を撃たれて死亡していた。リアナと、もうひとりの若い女性の姿はない。 その女性の氏名はウェンディ・ハルパート。部屋にあった手紙から、ウェンディは昔リアナが産んで養子に出された子であることがわかる。しかし、彼女は実はウェンディではなく、かつて養子斡旋所に勤務していたミシェル・ホームズであった。ミシェルは金銭を盗んだため解雇されていたが、その前にリアナが娘の行方を捜していることを知り、医者なら薬物を得られると思って娘になりすましたのだった。 リアナはミシェルを自分の娘だと思い込み、娘を守ろうとしている。その状況で誰の協力を頼むか――マローンは再びエヴァン・メイヒューに接触。エヴァンはちょうどリアナから「助けてほしい」という連絡を受けたばかりだった。リアナはウェンディ(実はミシェル)をロナルドのもとから連れ出そうとしてもみあいになり、ミシェルがロナルドを射殺したことをエヴァンに話していた。 捜査官たちはエヴァンから聞いた場所へ急行。踏み込むと、ミシェルはリアナに銃を突きつけ「来るな!」と叫ぶ。サマンサはミシェルを必死に説得し、2人の身柄を確保する。 ---- ===== 感想 ===== サマンサがずいぶん元気になってきた。もうそろそろシーズンも中盤にさしかかるし、いつまでも苦悩させるわけにもいかないし、マーティンとヴィヴィアンの問題で後がつかえている(?)ので、サム問題はこのへんで終了かしら。 リアナの部屋に佇み、彼女の行き方を探ろうとする姿は「ジャック・マローン的手法の継承者」を感じさせる。私生活は二の次で仕事優先の生活、離婚歴、職場にいる男性との結婚/不倫、ティーンエージャーの頃の妊娠/結婚、と少しずつ重なる部分を持っているせいかもしれない。ただその反面、失踪者の印象がサムに「負けていた」感もあったような気がする。 ひとつGoofみっけ。幼いリアナが手紙を書いているシーン、手のアップでは左手で文字を書いているのに、次の場面では右手になっていた。 --- //Yoko (yoko221b) 2008-05-25// [<>]