Without a Trace - Season 3, Episode 1 ====== #48 In the Dark ====== * 邦題:「手さぐりの脱出」 * 脚本:Hank Steinberg * 監督:Paul Holahan * 初回放映:2004-09-23 ---- ===== 事件概要 ===== ==== 失踪者:ケリー・コクランおよびルイーザ・クルーズ ==== キャンプ場で歩行訓練をしていた盲目の少女ケリーと、訓練士のルイーザが夜中に失踪する。 ケリーと交際していたティト(ルイーザの弟)の話から、行きつけのレストランに「気になる態度のウェイター」がいたことがわかる。ティトとケリーの会話を聞いて、キャンプの行き先を知っていた可能性もある。そのウェイター、トレントの部屋からは、ケリーの似顔絵のイラストなどが見つかり、彼が関与していた可能性が高いと思われた。 ケリーはその後自力で脱出、車にはねられて病院に運ばれる。一方トレントはバイト先のレストランに現れ、その場でマーティンに連行される。ダニーとマーティンは「ケリーが君の声を確認した」と言って何とか自白に追い込もうとする。ヴィヴィアンは病院にいるケリーに電話でトレントの声を聞かせ、ケリーの確認を得るが、そこでトレントが弁護士を要求したため、それ以上の尋問ができなくなってしまう。 ダニーとマーティンは「弁護士とマスコミに食い物にされるより、取り引きをしないか」と言葉巧みに持ちかけ、トレントの供述を引き出す。失明する前のケリーは、ウェイターのトレントをからかって遊んでいた。失明した後のケリーとはまともに会話ができるようになり、トレントは希望を抱いたが、次にケリーが恋人と一緒に来て自分のことを覚えていないとわかった時、その希望は打ち砕かれてしまった。そして悪い仲間のロットに「さらって好きにしよう」と誘われて犯行に加担してしまったのだった。 トレントの供述から場所を絞り込み、さらにケリーの協力を得てロットの居場所がわかる。ロットは逃げようとしたため射殺されるが、ルイーザは無事に保護された。 ---- ===== 感想 ===== 前シーズンのフィナーレは、ジャック・マローンがシカゴへの転属を決め、いざ出発という段階で妻マリアから「一緒に来てほしくない」と引導を渡されてしまう、というあんまりな所で終わっていた。ジャックの後任はすでにヴィヴィアン・ジョンソンに決まっている。これが、ワシントンから送られてきた「使えねー」な奴なら話は簡単だが、ヴィヴ相手ではそう簡単にはいかないよなぁ。 新ボスになったヴィヴは初日から「盲目の美少女が訓練士とともにキャンプ場から失踪」というマスコミが騒ぎそうな事件を任されてしまうが、被害者を無事救出できて、良かった良かった。主犯は現場で射殺、共犯のトレントは強引な取調べが災いして不起訴になりそう――というのが、ちょっとアレだったかもしれないが。 そして新しいオフィスにいるヴィヴを見守るジャックの姿が~。何だかあの姿がふっと消えて「失踪者ジャック・マローン」になったらどうしようかと思っちゃったんですけど! ケリー役の女優Angela Goethalsは、「24」のDay4でマヤ・ドリスコル役、CSIシーズン6の "Dog Eats Dog" でも被害者の妹で病人の役を演じていた。それはともかく1977年生まれというプロフィールにびっくりだ! このエピソードや「24」の時は二十代後半ってこと? 十代の女の子にしか見えなかったんだけど……役柄のせいかなぁ、マヤの時はこれより後なのに、もっと幼く見えた。 --- //Yoko (yoko221b) 2007-06-04// [<>]