Without a Trace - Season 3, Episode 20 ====== #67 The Bogie Man ====== * 邦題:「小さな町の悪夢」 * 脚本:Jennifer Levin * 監督:Rob Bailey * 初回放映:2005-05-04 ---- ===== 事件概要 ===== ==== 失踪者:デイジー・ソープ(13歳) ==== 郊外の小さな街でデイジー・ソープという少女が行方不明になり、両親の通報でマローンとサマンサが現地へ向かう。デイジーは数ヶ月前から急に生活が荒れ始め、両親とも口論が絶えなかったという。 現地の保安官は、カーティス・ホーンという24歳の青年を疑う。その街では7年前にも13歳の少女アンバー・ブライスが暴行されて殺害されており、当時交際していたカーティスに容疑がかかっていたのだ。だがその件は結局不起訴。アンバーの父親であるブライス牧師は、デイジーがアンバーのことを知りたがり、ペットや好きなスポーツのことをしつこく聞いていたことを話す。 カーティスは見張りの隙をついて姿を消す。家にはデイジーのカーディガンとナイフが残されていた。デイジーは失踪前に「アンバー事件の真犯人がわかった。知られたら私も殺されるかも」とカーティスに話していたという。デイジーがナイフを買ったのは「真犯人」から身を守るためらしい。 アンバー事件の記録を調べると、現場で発見されたはずの毛髪が証拠として記載されていないことがわかる。それは、保安官がうっかり散逸させたためだった。アンバーの手に付着していたのは金髪。カーティスは黒髪だった。保安官は裁判になれば証言するつもりだったが、カーティスが不起訴になったため、そのまま証拠を隠蔽してしまったという。 その後、カーティスは遺体で発見される。デイジーのナイフに付着していた血は、彼女の近親者のものと判明。母親は、デイジーが「パパがアンバーをレイプして殺した」と言ったことを話す。そして父親は現在、行方がわからないという。 父親マット・ソープの行方はクレジットカードの使用記録から判明。デイジーは父親にレイプされてから、アンバー事件の犯人は父だと思うようになっていた。マットはカーティスを呼び出してデイジーの居場所を問い詰めるうち、頭を岩に打ちつけて殺害してしまった。マットはカーティスの携帯電話を持っており、そこにはデイジーからの着信記録が残っていた。 デイジーは父親のもとから逃げてニューヨークに行こうとしており、オルバニーにいるところを発見される。一方アンバー事件はソープ家が街に引越してくる前の話だったため無関係。アンバーの周辺にいる金髪の男性や周囲の性犯罪前歴者が調べられるが、結局全員シロ。アンバー事件はいまだ未解決のままだった。 ---- ===== 感想 ===== 放送時に録画し損ねたため、DVDで視聴。デイジーは無事に戻って来たけど、何ともやりきれない、救いのない話。デイジーが「パパがアンバーを……」と言い出した時は、ジョージ・フランクリン事件のような擬似記憶の話かと思ったが、こんなことだったとは。カーティスがあまりにも気の毒すぎる。 裁判になれば証言したのにと言いつつ、結局カーティスが不起訴になったのいいことに、住人たちの態度を黙認してきた保安官。どこか他所に引っ越すだろうと思っているうちに、言うに言えなくなってしまったのだろうか。牧師さんも、土壇場で止めたとはいえ牧師にあるまじき行い。 ナイフの血をDNA鑑定したのに、両親のどちらかわからないというのが謎。XXなら母親、XYなら父親でしょう。 そしてあっけなく破局したサムとマーティン。そうか~、前回があって今回があって、それでフィナーレのあの場面があんな風だったのね(やっぱり順番どおりに見ないとダメだわ)。まぁ、この2人はカップルとしてそれほど好きじゃなかったので、これで普通の同僚に戻ってくれればそっちの方が良いんだけど。それにしてもジャックが!「職場に持ち込むな」ってさぁ……。 ジャックには特大のこれを! 進呈したい。オフィスに飾っといてください。 {{http://hermitage.rdy.jp/csi/img/misc/Omaegaiuna.jpg}} --- //Yoko (yoko221b) 2008-08-04// [<>]