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CSI - Season 1

#20 Sounds of Silence


For Dr. Gilbert, her deafness is not her handicap – it's her way of life.

事件概要

ブライアン・クレモンズ殺人事件

二人連れの女性が車で誰かを轢いたことに気づいて警察を呼んだ。遺体を調べてみると、大型車で轢いてから小型車でもう一度轢かれたものとわかった。被害者は聴覚障害者のブライアン・クレモンズで、近くにある聴覚障害者の大学の学生だった。手に血がついていたことから、誰かと争って殺された可能性が浮上。サラとウォリックはブライアンの大学へ行くが、学長のギルバート教授は「被害者を理解できる捜査員をよこして」と言って追い返す。グリッソムは手話で話しかけて学長の信頼を得る。

被害者の服からはシラミが発見された。さらに、被害者の拳についていた血液から、緑膿菌から排出される色素が発見され、犯人はどこかが化膿していると判明。サラは現場のテールランプとタイヤマークから車を特定。

車に乗っていたのはアダム・ウォーキーという18歳の少年だった。車にはシラミがいた。アダムには緑膿菌の色素があったがシラミはいなかった。シラミはアダムの友人マークのものだった。二人はドライブ中にビールがほしくなったが未成年だったので、通りかかったブライアンに買わせようとした。暗い通りで唇を読めなかったブライアンに無視されたと思い、二人でブライアンを殴り、その後恐くなって彼を轢いたのだ。

コーヒーショップ発砲事件

ニック、キャサリン担当。コーヒーショップで発砲事件があり、カジノの元オーナーのフランキー・フリンとそのボディガード、客の学生、二人の女性従業員が殺害された。女性のうち一人は妊娠していた。

弾の痕と角度から、銃を撃った状況を再現してみると、従業員は店から奥へ逃げようとして撃たれたのではなく、裏口から入って来た犯人に撃たれたことがわかる。犯人は店長のケンダルで、エリンと不倫をしていた。妊娠した彼女が邪魔になって殺し、フリンは偶然居合わせてまきぞえになったのだ。


感想

手話が得意という、グリッソムの意外な特技。轢死の事件では、手がかりそのものは、わりと単純に解き明かされていく。車の特定もあっさりできたし、緑膿菌という珍しい特徴もあった。事件よりも、偏見や好奇の目にさらされて、学生を守るため必要以上に攻撃的になるギルバート教授の心理や、それに対して誠実に、そして毅然として対応するグリッソムの交流を描くことに重点が置かれているように思った。ただ、そのためにサラがちょっと損な役回りに使われているような気もした。

それにしても、このところ不倫の話が多すぎ。エピソードの18~20がDVDの同じ巻に収録されているのだが、3つ全部に不倫の話が出てくる。巻き添えで殺された人もフリンだし。

Yoko (yoko221b) 2004-03-18