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CSI - Season 5, Episode 14

#106 Unbearable


What we are never changes. Who we are never stops changing.

事件概要

ロリ・カイマン殺害事件

グレイヴヤードシフト/ブラス警部担当。路上で乗り捨てられた車が発見される。持ち主はロリ・カイマンで、友だちと出かけたまま戻らないと夫のマークから届けが出ていた。

ロリは親友のエイミーとともにクラブへ出かけ、そこでブラッドという男に言い寄られたが、相手にしなかったという。ロリは夜の9時半に夫マークに電話。10時には飲むのをやめて11時には店を出ていた。その後マークは寝てしまい、夜中の2時に目が覚めてロリの携帯電話に電話をしたが応答がなく、まずエイミー、次に警察に通報。留守中はロリの母ダイアンが赤ん坊の面倒を見ていた。

ロリの車は、タイヤのバルブがゆるめられており、少しずつ空気が抜けるように細工されていた。車体の掌紋から、細工したのはブラッド・ヒンメル(ロリに言い寄った男)と判明。ブラッドはロリが立ち往生するのを待って助け舟を出す計画だったが、20分ほど後を追ってあきらめたという。

ロリの遺体が、廃屋の近くで発見された。死因は手で首を絞めたことによる窒息。性的暴行の形跡はない。足には死後にできたと思われる火傷。ドレスには赤と青の繊維、両手の掌には白い粉が付着していた。

実験の結果、ロリのタイヤから空気が抜けて走れなくなるまでには、3時間以上かかることがわかる。だがロリの死亡時刻は、それよりも前だった。また、ロリの手にあった粉はベビーパウダーで、自宅にあったものと一致。ロリはクラブで手を洗っているので、いったん家に帰ったことになる。

ロリの衣服にあった赤い繊維は車のカーペットだった。車種はベントレー・コンチネンタル。陸運局で赤いカーペットのベントレーを調べたところ、クラーク郡での登録は5台。うち1台はレンタカーで、ロリの母ダイアン・ホイトが過去2週間借りていた。車の中から、木の実が発見される。DNAを比較すると、ロリの髪に付着していた実と一致するが、ダイアンは現場に行ったことを否定する。

レンタカーの痕跡から、ダイアンとブラッド・ヒンメルの愛人関係が判明。ブラッドはクラブでロリに接近し、帰る途中で拉致するつもりだった。だがタイヤのパンクに失敗したため、ダイアンが自宅でロリを殺害。青い繊維は子ども部屋のカーペットだった。ひとりでは遺体を運べないため、電話でブラッドを呼んで遺体を捨てさせた。ダイアンのレンタカーの排気パイプにはロリの皮膚が付着していた。それは車を発進させた時に足に接触したためで、ロリの足の火傷の跡を残していた。

ロリの父親は5000万ドルの信託財産をロリの息子に遺しており、管財人のロリは年に250万ドルを受け取っていた。ロリが死亡した場合、その給付はダイアンが受け取ることになる。

アーロン・コライト殺害(?)事件

スイングシフト担当。山中でハンターが死亡していた。首に大きな裂傷があり、野生の猛獣に襲われたことは明らかだった。さらに、少し離れたところにヒグマの死骸があった。クマは頭部を2発撃たれ、腹部には刃物で切り裂いた跡があった。だが被害者は刃物を持っていない。枝の折れた跡と衣服の切れ端から、被害者以外の人間がいて現場から逃げ去ったことがわかる。

クマはまずライフルで撃たれたが致命傷は負わず、次に拳銃で撃たれて死んだと思われた。被害者は拳銃を持っていない。また、クマは胆嚢を除去されていた。また、そのクマはコディアックヒグマといい、本来ネバダ州には生息していない。何者かが持ち込んだものであり、クマは凶器とみなされるため殺人として扱われることになった。

クマの肩にはマイクロチップが埋め込まれていた。そこから、クラーク郡の動物園で飼育されていたクマだとわかる。飼育係はそのクマを知っていたが、逃げたのではなく数週間前に動物のブローカーを通じてコロンバス(オハイオ州)の動物園に売ったのだという。だがコロンバスの動物園は、クマのことは何も知らなかった。また、ブローカー「ケン・ボヴィッツ」のライセンスも偽造だった。

乗り捨てられたメルセデスが見つかり、持ち主が狩猟ライセンスを持つロッド・ホリスとわかる。別居中の妻フェイスは夫の狩猟には反対で、狩猟仲間は誰も知らなかった。

拳銃の弾は前歴があった。持ち主はアーロン・コライトで、数年前に強盗容疑で逮捕されたが、証拠不十分で釈放されていた。アーロンを訪ねて銃を押収すると、彼はクマを撃ち殺したことを認めた。撃った時ハンターはすでに死亡しており、一度逮捕されたことがあるので、そのまま通報しなかったという。アーロンはクマの胆嚢を冷蔵庫に保管していた。だがアーロンの足に切り傷はなかった。

クマの血液からは毒物検査の結果、ケタミン(麻酔薬)が検出された。クマは「キャンド・ハント」つまり、囲いや薬物で動物を動けなくして狩るというゲームの獲物になっていたのだ。

偽造ライセンスは、コピー機で作成されたもの。新しいコピー機の中には1ミリ以下のサイズでシリアル番号を入力する仕組みの機械があり、ブルーのLEDを当てるとそれが見えるようになっていた。シリアル番号から、コピー機はクラーク郡の動物園の物とわかる。アーロンは半年前まで動物園でメンテナンスの仕事をしていたが、最新のコピー機を入れたのは2ヶ月前。

アーロンがキャンド・ハントを考え出して飼育係のサム・トレイシーを仲間に入れた。そしてロッド・ホリスのために獲物を用意。ホリスはクマの頭を撃ち、殺したと思って近づいた時にクマは目を覚ましてホリスを襲う。アーロンが拳銃でとどめを刺して胆嚢を持ち帰り、トレイシーが逃げる途中でズボンを破いたのだった。トレイシーの足には枝に引っ掛けたときの傷跡があった。口座を調べると、ホリスからアーロンへ送金があり、その半分がアーロンからトレイシーに振り込まれていた。


感想

今回は通常のシフトでお仕事。しかしここのところグリッソム主任は出番が少なくて(この時期はW. ピーターセンの健康問題があって仕方なかったらしいのだが)、グレイヴヤードシフトの捜査はソフィアが中心になって進めていた感じ。とうとう決め台詞まで言い出した。もともとデイシフトの主任代行だったものね。いやエクリーが主任だった頃から、実質ソフィアが仕切っていた部分が大きかったんではないだろうか。だってエクりんは(略)。

冒頭、グリッソムとソフィアが2人で捜査しているところ、会話してるんだかお互いに独り言言ってるんだかわからない。結局ソフィアの役割って何だったのだろう……初登場の時は「エクりんのスパイ?」と思ったが、「CSIチーム解散」ではエクりんの子飼いではなくもっと良心的で、むしろグリッソムに近いプロパーなCSIだと思った。「子供たちの戦場」ではグリッソムとサラの間に割り込む三角関係要員? とも思ったがどうなのだろう。グリッソムとソフィアは似た者同士なせいか、あまりロマンチックな空気は生まれていないように思える。そのぶんサラが無駄にもやもやしている感じで、何だか気の毒。

それはそうと、深夜勤務の人にとってディナーというのは、いつの食事なのだろう。勤務明けの朝食かな? 勤務に入る前の夕食だとワインとか飲めないものね。勤務の後、いつものファミレスに行って「ここで辞めたらエクリーの思うつぼだ」とか説得したのだろうか。

それより今回はグレッグ。前回予備審問に出廷したかと思ったら、今回は初尋問ですよ!さらに、木のDNAに着目するという専門家ぶりを発揮。だんだん頼もしくなってきた。シーズン後半戦が楽しみだ。

そんなわけでグレイヴヤードシフトの方は事件よりもメインキャラのあれこれに目が行ってしまった。逆にスイングシフトはメンバーより事件。こちらのメンバーは気心の知れた間柄だし、全員ベテランとして確実に仕事をこなしている感じ。キャンド・ハントって初めて知った(日本ではちょっと考えられないもの)。canned にした時点で、それはもう hunt ではないと思うんだな。狩りではなく、虐殺。

しかも動物園の飼育係……動物たちにとって最も身近な人間がそういうことに手を染めていた、というのが何ともイヤな感じ。

ところで、クラーク郡の動物園は、最新型のコピー機を入れられるほど資金が潤沢なのだろうか。人気の観光スポットなのかな?


単語帳

Yoko (yoko221b) 2006-08-21