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CSI - Season 13, Episode 3

#276 Wild Flowers


事件概要

ローサおよびハシンタ・フローレス

レイブ会場で発砲事件が起き、若い女性が1名死亡。身元は不明で、入場料を払わずもぐりこんだものと思われた。会場は混雑しており、ドラッグを使っていた客も多かったため、目撃情報は混乱していたが、どうやら被害者は単独ではなくもう一人の少女と一緒だったらしい。

死亡した女性は栄養状態が悪く、また長期間にわたって監禁され拘束を受けていた痕跡があった。残留物質から砂漠で採れる毒キノコとタングステンが検出され、ニックはモレノ刑事とともにタングステン鉱山へと向かう。

グレッグは参加者の携帯やカメラを押収し、動画サイトからも映像をダウンロード。音楽を手掛かりに映像をつなぎ合わせて現場を再現する。そこで、観客として現場にいた若い研修医アマンダが亜酸化窒素(笑気ガス)のタンクを使い、銃撃後は被害者を助けようとしていたことがわかる。

アマンダは最初「銃撃後は伏せていて何も見ていない」と主張していたが、モーガンの追及に対して「確かにもう一人少女がいた」と認める。少女は何かに怯えており、怯え方が尋常ではなかったため病院の地下室に匿っていたのだ。モーガンは地下室で少女を保護。少女は何もしゃべろうとせず、モーガンは彼女が舌を切られていることを知りショックを受ける。

DNA鑑定の結果、少女は射殺された被害者と姉妹であったことがわかる。モーガンは彼女の信頼を得ようといろいろ話しかけ、紙とペンを手渡す。少女は花のように見える絵を描く。

彼女が文盲であるらしいことから、学校に上がる前に誘拐されたと見当をつけ、10年以上前の行方不明者を調べたところ、姉妹はアリゾナで失踪したローサ・フローレスとハシンタ・フローレスであろうとわかる。母親も行方不明だが父親は空調整備の仕事をしており、何度も問い合わせをしていた。父親は連絡を受けて駆け付ける。

ニックとモレノは少女たちが逃げ出したと思しき場所を発見。そこにはトラックと乗用車の痕跡があり、牛に使用するIDタグが落ちていた。最近そこを通過した家畜運搬用のトラックを調べ、運転者オリバー・ルイーズの存在が浮上する。

オリバーは自分のトラックで寝ていたところを発見され逮捕される。トラックにはまた別の少女が乗っていたため保護されるが、彼女は「オリバーは自分の従兄だ」という。彼女はオリバーの助けでメキシコのフアレスから安全を求めて米国に入国したのだった。どうやら、姉妹が途中でオリバーのトラックに乗り込み、乗用車で追って来た男と争いになったらしいことがわかる。

そこでオリバーの着衣を調べたところ、古いエアコンに使用される物質が検出される。父親の仕事が空調整備だったことから、ラッセルは父親こそが監禁犯だったと気づいて病院に連絡を入れるが、ハシンタはすでに退院し、父親と一緒に帰ったという。

アンバーアラートで緊急手配がかけられ、オリバーの供述などから姉妹がトラックに乗り込んだ場所が絞り込まれる。モーガンはハシンタが描いた「花」の絵を見るうちに、それが花ではなく風力発電のプロペラであることに気づく。モーガンらは警官とともに現場に急行。フローレスはトレーラーもろともハシンタを焼き殺そうとするが、危ないところで救出される。2人の母親もフローレスに殺されていたのだった。


感想

モーガンのいちばん仲良しの友達はホッジス。今回のポイントはここだ(違)。

自分が病院の地下で見つけて保護したから――という事情はあるにしても、モーガンの熱血ぶりがすごかった。あのインターンにしても、別にそこまでする必要はないんじゃないのという所まで面倒を見ているので、ハシンタには何か保護欲を起こさせる――放っておけないと思わせる雰囲気があるのかもしれない。

それにしても、モーガンが「私の名前は……住所は……」と書いていくので、それが後で利用されてモーガンが自宅からさらわれたりするんじゃないかと、途中まではちょっと心配だった。無事で良かった(パパも前回退院したばかりだし)。

モレノ刑事はフィンと付き合っているのかいないのか、微妙な段階のようだが、個人的にはフィンと絡むより今回のニックとのバディな感じの方が良かったと思う。

Yoko (yoko221b) 2020-05-10