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CSI: Miami - Season 9, Episode 4

#195 Manhunt


事件概要

ダグ他数名

刑務所から脱走した囚人の中には、ホレイショの妻(デルコの姉)マリソルを殺害した実行犯、メモ・フィエロも含まれていた。フィエロはマリーナでボートに忍び込み、持ち主を殺害して逃走。その後ボートは発見されるが、フィエロ本人は見つからない。その付近には、フィエロの恋人イヴォンヌが勤務するクリーニング店があった。

フィエロは銃を手にしてメモリアル病院に現れ、看護師らに「いつからここで働いている?」と聞き、次々に職員を射殺していた。ただし、勤め始めて間もない職員は撃たれなかった。さらにその後、里親斡旋所「ファインド・ファミリー」(以下FF)でケースワーカーをしているアーロン・テイバーが射殺される。テイバーは殺される前、フィエロに脅されて警察に電話し「私は自分の仕事をしなかったので逮捕してほしい」と言わされていた。ホレイショが電話に出ると、フィエロはマリソルのことを口にしてホレイショを挑発する。

フィエロとイヴォンヌの間にはエルサという娘がいたが、フィエロの逮捕後、エルサは児童福祉局からFFを通じて里親の家に預けられていた。2週間前、エルサは里親の家で火傷を負い、メモリアル病院での治療を断られて遠方の病院へ行かされていた。フィエロはそれを恨み、その当時勤務していた職員らを射殺したものと思われる。

次に狙われる可能性があるのは里親のジョアン・コナーズ。ホレイショらがその住所に向かうと、ジョアンは庭で脚を撃たれて倒れていた。エルサは2日前から行方不明だという。

ジョアンは以前にも里子に怪我をさせており、里親として不適格であるとテイバーが何度か報告を上げていた。だがその報告は、FFの代表、ケネス・マクガイアにすべて握りつぶされていた。ケネスは裕福な家庭に里子を提供して裏金を得ていたのだ。ホレイショはケネスの居場所を突き止め、一緒にいたエルサを保護。だがそこへフィエロが現れ、ケネスを拉致。ホレイショはフィエロを撃とうとするが、エルサに「撃たないで」と言われて銃を下ろす。

エルサはイヴォンヌに引き取られ、ケネスは車の中で射殺体となって発見される。そしてフィエロの行方はわからないままであった――。


感想

前回のラストで脱走した囚人の中に「赤毛の警部補に恨みを持つ者がいる」と言っていたが、誰かと思ったらマリソル殺害の実行犯、メモ・フィエロだった。確か、シーズン4の前後編フィナーレで、ホレイショ&エリックに車のトランクに放り込まれてボコボコにされたのではなかったか。そのこともあって恨んでいるのだろうけど、でも奥さん(姉さん)を殺した犯人に恨んでるとか言われてもなぁ、「逆だ!」って言いたくなるんじゃないだろうか。前回登場の時はボスのリアズが主犯ということでチンピラ扱いだったが、今や大物犯罪者の迫力!

そんな凶悪犯を収容しているということは、この刑務所、民営といってもかなり警備は厳重なはずだったのだろうか。だってフィエロは殺人犯だし組織犯罪者だし……。しかもやることがメチャクチャである。娘のことで逆上し、ちょっとでも関連のあった人間は手当たり次第に皆殺しだが、それも気まぐれに行動しているとしか思えない。病院の看護師は、その時期に勤務していたというだけで殺されたのに、里親は脚を撃っただけだし。「仕事をしなかった」と言わされたアーロン・テイバーなんて、ちゃんと里親の問題点を報告していたのに、ひどい。

でも、そうやって好き放題していながらフィエロ本人は娘の命乞いで助かって逃亡。今シーズン、フィエロとの最終決着エピソードがあるのかな。やはりホレイショがフィエロを射殺して終わりなのだろうか……。


使用楽曲

Yoko (yoko221b) 2013-04-07