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CSI: NY - Season 4, Episode 19

#90 Personal Foul


事件概要

ドゥーガン・スコット

バスケットボールの試合で、ハーフタイム中に抽選に当たった観客のドゥーガン・スコットが急死する。抽選に当たったドゥーガンは、シュートを決めれば100万ドルを獲得できる。チアガールからキス攻めにあいながらドゥーガンは見事シュートを決めるが、その直後にコートで倒れて死亡したのだった。たまたま試合を見に来ていたダニーとフラックがコートに降り、毒物らしい痕跡を発見する。ただちに捜査が開始され、リンジーが合流。

検死の結果、植物性の毒物であるアトロピンが検出される。また、被害者の顔などに残されていたキスマークのうち、ひとつがアトロピンの結晶による変色を示していることが判明。そのキスマークを残したのは、抽選でドゥーガンの席の番号を読み上げたチアガールのポーラ・トロメオだった。リンジーは試合の録画を精査し、ポーラが実際のくじとは別の番号を読み上げたことに気づく。ドゥーガンは10年間有効のチケットを持っている――つまり、ポーラはわざとドゥーガンを狙ってコートにおびき出したのだ。

ポーラの自宅を調べてみると、そこにはアトロピンを含有するベラドンナと、解毒剤の生成に使用するカラバルマメの鉢植えがあった。ポーラはあらかじめ解毒剤を飲んでから毒薬を口に含み、ドゥーガンを殺害したのだった。その部屋には、サイズの大きな服や肥満した女性の写真があり、同居人がいるのではないか――そしてその女性が動機に関係しているのではないかと思われた。

だがその後、「肥満した女性」はポーラ本人であることが判明。ポーラは2年前、同じようにくじに当たったが、その時ドゥーガンにからかわれ、それがTVに映ったため恋人にも捨てられ、見知らぬ他人にまで嘲られたという経験をしていたという。その後、必死で痩せて整形し、何度も入団テストを受けてチアガールになった。そして「衆人環視の前であの男に毒を飲ませる」という悲願を達成したのだった。

ロナ・ディクソン(タクシー・キラー事件)

マック、ステラ、ホークス担当。公園の噴水で女性の遺体が発見される。死因は一酸化炭素中毒で首に「L2729」が刻まれていたことから、タクシー・キラーの被害者であると考えられた。

現場にあったマグネットがタクシー会社で使用されているものであることから、マックらは会社を割り出して聞き込みに向かう。そこで「1ヶ月前に車のリース料が稼げなくて暴れた運転手がいた」ということがわかるが、その会社では人事をほとんど管理していないため身元は不明。

しかし、その男は壁を殴って穴を開けていたため、上皮細胞の採取に成功。DNAを分析すると、ロチェスターで以前に起きていた未解決殺人事件のデータと一致する。その事件では一酸化炭素は使用されていなかったが、「L2729」という特徴が一致する。

ロチェスターの事件では、犯人のものらしい血液が採取されており、そこから精神科で使用されるクロペリドールとハリザピンという薬物が検出されていた。その2つの薬品を過剰投与していた病院があったが、現在は閉鎖されており、閉鎖時に患者が数名退院していたことがわかる。カルテから犯人らしい人物がわかるが、名前は「ジョン・ドー」つまり本名不詳。業を煮やしたマックは、タクシー・キラー事件を最優先事項とし、全員が超過勤務で捜査にあたるよう命令を下す。


感想

NYも最近は「2事件並行捜査」より「1つの事件を全員で」あるいは「最初は2つの事件だったが相互に関連性があることが判明」という傾向になってきたが、今回は久しぶりに事件が並行するエピだった。タクシー会社に貼ってあったカレンダーが、バスケのチアガールチームのだった? という所がわずかに関連と言えるかどうか。

ダニー、リンジー、ドンの3人はバスケの試合で起きた事件。冒頭ではダニーとドンが試合観戦に出かけ、ドンが「リンジーより俺と付き合えよ」と、(一部の)ファンを喜ばせるようなことを! ……まぁ実際、ダニー&リンジーよりダニー&ドンの場面の方が見ていて面白いけどね。

一方でマックたちは「タクシー・キラー」の新たな事件を担当。前回のエピでは、皆まだ普通にタクシーに乗っているようだったが、今回はすでに「タクシー・キラー」の話が知れ渡っていて、街は混乱状態。でも、殺害の手口が一酸化炭素中毒なのはわかっているのだから、窓を開けたまま閉められないようにして走ればいいんじゃないの。雨の時は大変だけど、死ぬよりましでしょ。

それよりリードのウザ度が上がっているのがちょっと残念。自分のブログを持つ前に、もっと記者としての下積み経験をしておくべきではないのかな……。刺激的な文言で簡単にアクセスを稼げることに味をしめてしまったら、確実だけど地道な取材ができなくなったりしないのだろうか。実際の捏造や盗作事件などを思い出して、何だか心配になってしまう。


使用楽曲

Yoko (yoko221b) 2010-04-04