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Dexter - Season 5, Episode 5

#53 First Blood


概要

デクスターはボイドの部屋で共犯者を調べようとするが、何者かが先にファイルをあさった形跡があり、指紋を調べてみるとルーメンだった。ルーメンはボイドと刑務所で同房だったブラナーを共犯とにらんでいた。

デクスターはブラナーがタトル橋の下に住んでいることを突き止める。マイアミでは性犯罪者の居住地区が厳しく制限されているため、住む場所がなくなり橋の下にコミュニティが作られているのだった。デクスターは「保釈中の性犯罪者なのに殺すのか?」というハリーの声を振り切ってブラナーを捕獲するが、彼は足首にGPSアンクレットを着けていた。場所を離れればすぐにわかるので、彼は共犯者ではありえないことになる。

その後、ルーメンが単独でタトル橋へ行ったことを知ったデクスターはあわてて後を追い、今まさにブラナーを射殺しようとしていたところを取り押さえる。自分の読みが外れたことを知ったルーメンは、ミネソタへ帰ることに同意する。

クインがラグェルタの命令で休暇を取っているので、デボラはエンジェルとともにフエンテスに首を切られた少年から事情を聞き、彼らが目のような形のタトゥーを入れていたことを知る。一方マンツォン巡査は、銀行でアルファロと同じように限度額いっぱいまで金を下ろした顧客を調べ出す。デボラは彼女とともに、そのうちの1人の自宅へ向かうが、そこには腐乱してウジのわいた遺体があった。アルファロ夫妻とは異なり、サンタ・ムエルテの儀式的な要素はなく、また遺体の傷に未熟な様子が見られたため、彼らが最初の犠牲者ではないかと思われた。

エンジェルはラグェルタがIABのマッコートと行動をともにしていることを不審に思い、ひそかに尾行する。そしてモーテルの部屋でラグェルタが身繕いをしているのを見て部屋に乱入するが、実はそれは囮捜査だった。麻薬課の汚職警官に対して囮捜査を仕掛けることで、エンジェルの件を不問にするという取り決めだったのだ。エンジェルは彼女が自分に内緒でことを運んだことに怒り、ラグェルタは彼が自分を信頼してくれなかったことを怒る。

ルーメンはミネソタ行きの飛行機に乗ろうとするが、金属探知機に引っ掛かってボディーチェックを受ける時にレイプされた記憶がフラッシュバックしてしまい、結局マイアミに留まることにする。


感想

前回で今シーズンの方向がようやく定まり、次から展開が動き出すまでの「一回休み」的な印象のエピソード。ルーメンは自分を暴行した共犯者に復讐しようとするが果たせず、ミネソタへ帰ることをいったんは了承したものの、空港でのアクシデントからマイアミに留まることにする。

デクスターとルーメンが出かけた「ジュリア・タトル橋」のコロニーは実際にあるらしい。性犯罪前科者が「何となくそこに集まって住んでいる」のではなく、かなり本格的な居住地のようだ。しかし犯罪を犯したとはいえ刑期を終えて出所した者が橋の下に暮らさざるを得ない、という事態が問題視され、移住計画が進められているとのこと。このエピソードが放送された2010年当時はかなりホットな話題であったらしい。

ゴースト・ハリーは「刑期を終えた性犯罪者はおまえの標的ではない」と言うが、シーズン3「百獣の王」ではアスターに話しかけていた性犯罪前科者を殺していたはず。あの時はアスターのことがあったから?

さて、サンタ・ムエルテの件は、生存者の目撃情報がなかなか得られず難航するかと思われたが、タトゥー(実際はクラブの入店スタンプ)を手がかりに新しい展開を迎えそうだ。マスオカがタトゥーをわざわざ披露する必要があったかは疑問だけど。マンツォン巡査、何だか怪しいと思っていたけど今回の事件現場でのリアクションには別に不審な点は感じなかった……かな。

現場でデクスターが同僚たちを happy family として見る視線が何だかしみじみしていたのだけど、これは後々の場面につながって来るのだろうか。

エンジェルとラグェルタはまだ何かゴタゴタしてるな~。ラグェルタがマッコートと同行したのは、浮気と見せかけて実は仕事なんだろうと思ったらやっぱりそう。銃を撃とうとするルーメンを寸前でデクスターが止めたタイミングもそうだったけど、展開がちょっとお約束すぎるような気がしないでもない。で、このラグェルタの囮捜査で逮捕されていた麻薬課の汚職刑事が、誰かと思ったらロボコップことピーター・ウェラー。クインとは親しいようだし(クインも元麻薬課だったはず)、デクスターを脅かす存在になりそう。

Yoko (yoko221b) 2012-01-02