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Without a Trace - Season 2, Episode 21

#44 Two Families


事件概要

失踪者:マーク・ウィルソン

11年前にヴァージニア州でコンビニ強盗を起こし、店主と客2名を殺害した罪で起訴されたリッキー・ウィルソンの死刑執行日時が決定される。その事件で死亡した男性の兄ビル・ハイアットは、記者会見で「死刑判決は当然であり、無実を主張するのは遺族への侮辱だ」と述べる。その直後、被告人の父マーク・ウィルソンが失踪。ブロンクスから妻に電話をかけたのが最後だった。

リッキー側は連邦最高裁に上訴していた。最高裁では憲法上の判断が争われるため、弁護人は死刑の是非を争点にしようとしていたが、マークは息子の無実を信じ、目撃証言を徹底的に洗い直そうとしていたという。だが連邦最高裁は再審請求を却下。リッキーの死刑は確実となった。

リッキーはずっと無実を訴えてきたが、6日前に面会に来たマークに「本当は自分がやった」と告白したことがわかる。マークはいったんそれを信じて絶望したものの、その数日後にはすっかり元気を取り戻したという。

その間のマークの行動を追跡すると、11年前の事件で証言したハモンドを訪ねていたことがわかる。ハモンドはコンビニの駐車場でリッキーを目撃したと証言したのだが、調べてみるとハモンドにもコンビニ強盗の前歴がある。真犯人は実はハモンドで、たまたま通りかかったリッキーに罪をなすりつけた可能性があった。

ハモンドから情報を得られなかったマークは、ハモンドの仲間だったヴィンセント・リガスのもとへ向かう。だがリガスはすでに死亡、妻はコンビニ強盗のことは何も知らなかった。ただ、マークがどこからか「犯人は2人組だった」という情報を得ていたことがわかる。

11年前の事件で殺害された客は、ビルの弟のシェルビーとその妻ウィラ。2人の娘ジェシー(当時5歳)は商品棚のかげに隠れていて助かり、その後ビルに引き取られていた。

現場に最初に到着したパトロール警官のパーソンズは、現場にいたジェシーから「2人組」という供述を得てはいたものの、少女はショックで混乱しており、その供述は証拠としては採用されなかった。パーソンズ自身はマークに会っていなかった。つまり、2人組という情報が得られそうなのはジェシー・ハイアットしかいない。

ジェシーはマークと話したことを認めた。4日前、伯父夫妻の留守にマークが現れ「息子がやったことを謝罪したい」と言った時に「犯人が2人組だったことを思い出した」と話した。リッキーはその後に店に来て、驚いて逃げ出しただけだったのだ。

その後、マークは「2人組」の証言を得ることができず、もう一度ジェシーに会いに来た。だがその時にマークを出迎えたビルは、彼をジェシーに近づけたくないばかりに、思わずシャベルで殴りつけてしまったのだ。そのことが明らかになれば、また死刑が延期され、気持ちの区切りがつけられないままになる。それを恐れてビルはマークを物置に監禁。死刑が無事に済めば自首するつもりだったという。

マークは無事に発見される。だが、ジェシーは犯人の顔までは覚えておらず、ハイアットの写真も認識できなかった。弁護人はパーソンズの宣誓供述書を得て再び延期を申請する。死刑執行の時刻が迫る中、マローンらは電話を待ち続ける――。


感想

うおーこんな所で終わりにするか。結局死刑は執行されたのかされなかったのか、わからないままにエンドマーク。IMDbで出演者情報を確認したが、以降のシーズンで後日談があるわけでもなさそう。WATはあくまでも失踪者捜索の話なので、リッキーが本当に無実かどうかは本来追及すべきテーマではない、ということなのだろうか。

今回はニューヨークとヴァージニアを行ったり来たりで、誰がどこにいるのかよくわからなかった。現場をヴァージニアにしたのは死刑制度との兼ね合いだろう。でもマークが最後に電話を架けたのはブロンクスから。マークはNY在住? ビル・ハイアットはどこに住んでいるの? そもそも失踪者の車を何で最初に調べないの?

それにしても、死刑制度のような微妙な問題を扱うストーリーになると、捜査官がいきなり主張を始めてしまうのは個人的にちょっとどうかと思う。以前にCSIで妊娠中絶の話が出た時にも思ったのだけど……。仲間内で「あなたはどう思う?」と話し合う程度なら、別に何とも思わないのだが、何故ここでサムが弁護人に対してケンカを売るような真似をせねばならないのか。何だか取ってつけたような場面だったし、その後の展開がサムの信念に疑問を呈するようなもの(冤罪疑惑)なのにフォローもないし。脚本家はこれで何を言いたかったのだろうかと疑問に思った。

Yoko (yoko221b) 2008-06-16