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Without a Trace - Season 2, Episode 23

#46 Lost and Found


事件概要

失踪者:セリーン・アンドリューズ(失踪当時3歳)

セリーン・バーンズという少女がFBIを訪れ「自分は昔誘拐されたのではないか」という疑問を打ち明ける。13年前に誘拐された少女の記事をインターネットで見つけ、これが自分ではないかと思ったのだ。セリーンは養女で、事件発生の3ヵ月後に現在の両親に引き取られていた。

セリーン・アンドリューズ(以下「セリーンA」)は実父が不明、実母は薬物使用で逮捕され当時はリハビリセンターで療養中。その後ヴァージニア州に移り、その後の消息が不明。セリーンAは里親の元から連れ去られていた。

一方、セリーン・バーンズ(以下「セリーンB」)には3歳当時の記憶はない。催眠療法を試みるが、決定的なものは得られなかった。セリーンBを養子斡旋所に連れて行ったのはテレサ・カルドウェルという女性だった。

バーンズ夫妻が養女を引き取った過程に問題はなかった。セリーンAとBは別人ということで決着がつきそうになったが、テレサの写真を見たセリーンは「この人を知っているけれどお母さんじゃない」と言い出す。「セリーン・カルドウェル」の出生記録は見つからず、テレサの身の上話にも虚偽が含まれていることがわかる。

ダニーはセリーンAの実母ローレン・アンドリューズ(現在はローレン・ダルディス)を探し出す。ローレンはセリーンBの現在の写真を見て「これは私の娘です」と言う。ローレンは、リハビリを終えたらセリーンを返すと言われたが、中毒を克服した後にセリーンが養女になったと聞いて愕然としたという。DNA鑑定でローレンはセリーンの実母と判明。

13年前に里親の元からセリーンを誘拐したのはテレサ・カルドウェルだった。テレサは兄のマイケル・クラウスと組んでセリーンを連れ去ったのだ。テレサは、マイケルがセリーンの実父だと主張する。ローレンは当時マイケルと恋人関係にはあったものの、セリーンがマイケルの子であるという確信は持っていなかった。

マイケルは重罪を犯して収監されていたが、ローレンがリハビリ施設に入った後に出所し、養子斡旋所の職員ポーターの協力を得てセリーンを探し当てた。そこで里親家庭の劣悪な環境に驚きセリーンを引き取ろうとしたが、養育権が期待できないとわかり、ポーターに金を渡して出生証明書を偽造してもらうことにした。だが結局は報酬を払えず、セリーンは養子に出されてしまう。マンハッタンの裕福な家庭に引き取られるなら、その方がセリーンのためと諦めたのだ。

ポーターは誘拐および児童を危険に晒した罪で逮捕される。ローレンは結局考え直し、セリーンは現在のままバーンズ家に留まることになった。


感想

誘拐犯が誘拐した子どもをそのまま育てるという話、CSIでも見たが、その後本当にそういう事件がニュースで報道されたこともある。でもこのエピソードでは、誘拐はあったもののポーター以外は全員セリーンを大切に思っていたし、セリーンにとっての幸福は何かということを冷静に考えられていて良かった。久しぶりに、本当に久しぶりに「良かったね」と思える結末だったように思う。

マイケル・クラウスはセリーンを自分の娘だと信じていたようだけど……これは、違うよね。もしそうなら、テレサはセリーンの叔母ということになるので、DNA鑑定で血縁がわかったはずだと思う(それとも、step-sibling とか?)。

さてジャックはついに転勤のことを部下たちに告げる。マーティンはジャックとサムのことに今頃気づいた(前シーズンのフィナーレで気づいたと思ったがそうじゃなかったのか)ものの、ついにサムに告白!

ジャックとサムの不倫の件、ヴィヴィアンは知っていてダニーはわからない。うーん、エンリケさんの生声を聞いていると気づいていそうな気がするのだが、小山さんの吹き替えで聞くダニーは気づいてなさそうに思えるなぁ。本当はどっちなんだろう。サムとマーティンについては……これも次シーズンを先に見てしまっているので、やはり自粛。

Yoko (yoko221b) 2008-06-17