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bones:s01:021_the_soldier_on_the_grave

BONES - Season 1

#21 The Soldier on the Grave

You know, we all die a little bit, Bones. With each shot, we all die a little bit.

  • 邦題:「英雄の秘密」
  • 脚本:Stephen Nathan
  • 監督:Jonathan Pontell
  • 初回放映:2006-05-10

事件概要

デボン・マーシャル

アーリントン墓地の墓石の前で黒焦げの遺体がが発見される。そこはイラクで戦死したバスケットボールの有名選手、チャーリー・ケントの墓石の上で、ちょうどケントの一周忌だったため、イラク戦争に抗議するための自殺であると考えられた。

遺体の身元はデボン・マーシャル、ケントと同じ州兵で同じ部隊にいた兵士だった。さらに、頭蓋に残る傷跡から、焼身自殺ではなく耳から頭を刺されて殺害された後、その痕跡を隠すために焼かれたものと思われた。

ブースとブレナンは、ケントが戦死した時の状況を聞く。彼らは反政府軍が潜んでいるという情報を得て、ある民家へ向かって踏み込んだが、そこで反撃を受けてケントが戦死したという。軍の検視報告書が杜撰で役に立たないため、ブレナンはケントの墓を掘り起こして検視を行おうとし、「英雄の墓を荒らすな」というブースと対立する。

だがブースは同じ部隊にいた兵士たちに事情を聞くうちに、彼らの話が判で押したように同じであることを不審に思い始める。ブレナンは改めてケントを検視し、ケントを殺害した銃が敵のものではなく味方の銃弾であることを知る。その銃を撃った兵士レファーツのもとへ向かうと、彼はすでに首を吊って死亡していた。自分がケントを殺したことを告白する遺書が残されていた。だが、マーシャルの死亡時に彼は街を離れており、その事件とは無関係。

さらに、遺体と銃弾の状況と現場の写真を照合すると、誤射によりケントが死亡した後、それを隠蔽するための工作が行われていたことがわかる。ケントは非武装の一般市民の家に踏み込み、相手が武器を持っていると誤認して撃った。後から入ってきたレファーツが誤ってケントを射殺。間違って民間人を殺したことが明らかになれば、街は混乱しさらに状況は悪化する。部隊を率いていた大尉はそれを避けるために隠蔽工作を行ったのだった。

しかしマーシャルの死亡時に大尉にはアリバイがあった。また、マーシャルを殺害した凶器は手術に使う医療器具であることがわかる。犯人は、医学部に進学するための学費を得るために入隊していた女性兵士のキャンベルだった。マーシャルが真相を公表しようとしていたために殺害したのだった。


感想

アーリントンの墓地で発見された兵士の遺体。この事件が一応メインのはずなのだが、ケントが戦死した時の事情や、ブースの軍隊時代のことばかり気になってしまった。レファーツが自殺した後、「彼は事件当時は街を離れていた」というのを聞いて「え、何の事件だっけ?」と一瞬考えてしまうほど。

「黒ひげの呪い」で、ブレナンは「皮のついた遺体は扱わない」と言っていたけれど、大元の事件が骨だったら皮があっても検死はするのだろうか。でも検死には医学博士の資格が必要ではなかったっけ。ブレナンは法人類学者のはず……ホッジンスみたいに博士号をいくつも持っているのだろうか。ドラマ上の必要が生じるたびに持っている資格が増えていきそう。ホッジンスといえば今回はネタがネタだけに、政府批判と陰謀論をまくしたてるわけだが、それが大げさにも突飛にも聞こえない。

人手不足でイラクに派遣される州兵たち。この間何かのドキュメンタリーで見たのだけど、州兵というのは普段は災害救助などをしている(これは州によって違うかも)ため「地域の人の役に立ちたい」と思って志願したのにイラクに派遣され、「こんなはずではなかった」と深いトラウマを負ってしまうことが少なくないそうだ。彼らを指揮する側も、戦闘に慣れていない州兵は恐怖から不必要な発砲をすることが多いので苦労するらしい。今回のケントとレファーツのような事件は、十分にありうることなのだろう。

さて、このエピソードでは、ようやくブースがスナイパー時代のことを口にする。コソボで虐殺を行っていた将軍を、幼い息子の目の前で射殺し、その少年の人生をも破壊してしまった――それをずっと気に病んでいたのだという。以前「地下の住民たち」で、ブレナンが「あなたも妊婦を殺したことがあるのか」と聞きかけて止めていたことがあったので、その将軍の奥さんが妊娠していたのかと思ったが、そうではなかったようだ。このことは、息子パーカーとの関係に絡めて、今後も語られるのだろうか。

「銃を撃つたびに我々も少しずつ死んでいく」というブースの言葉が、とても重く印象に残った。

ブースとブレナンの間は、信頼関係を築いてきたのが確かに見えるようになり、仕事上のパートナーというだけでなく、精神的にも支え合える間柄になってきたなぁという感じ。でも、アンジェラとの会話で “friends with benefits” な関係にはならない、と唐突に出て来たのには「?」と思った。これは所謂「セフレ」ってことですか? いや、今風の言葉に弱いブレナン先生のことだから、もっと別の意味で使ったのかもしれないけど。日本語訳の「友達以上恋人未満なんて」というのも、何だかピンとこない。この2人には、恋人とは違う次元で、むしろ恋人よりもずっと親密な親友同士でいてほしいと思うのだけど。

Yoko (yoko221b) 2008-09-28

bones/s01/021_the_soldier_on_the_grave.txt · Last modified: 2019-09-11 by Yoko