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bones:s04:065_the_he_in_the_she

BONES - Season 4, Episode 7

#65 The He in the She

  • 邦題:「聖人の秘密」
  • 脚本:Karina Csolty
  • 監督:Craig Ross Jr.
  • 初回放映:2008-10-08

事件概要

パトリシア・ラドマラー(パトリック・スティーヴンソン)

海辺で釣りをしていた2人組が上半身だけの人骨を発見。指を何度も殴打されて潰されていることから、他殺が疑われた。胸に豊胸パッドを入れており、その製造番号から被害者はメイラー島に住むパトリシア・ラドマラーと判明。パトリシアはその島の小さなコミュニティ教会で牧師をしており、前科者や薬物中毒者と分け隔てなく受け入れ、住民には慕われていたという。

その後、別の場所で下半身が発見されるが、その骨格からパトリシアは性別適合手術を受けて男性から女性に変わったものと思われた。アンジェラが男性時代の顔を復元した結果、パトリシアは牧師のパトリック・スティーヴンソンだったことがわかる。テレビで派手な伝道を行っていたパトリックは6年前、旅行中に突然失踪して死亡したと思われていた。

頭蓋骨と骨盤に残る骨折の跡から、パトリシアはボートにぶつかって死んだことがわかる。事故とも考えられたが、ブレナンは骨折の角度から、頭蓋骨の傷は、彼女がうつ伏せになっている状態でついた傷だが、骨盤を骨折した時は仰向けになっていたはずだと指摘する。つまり、うつ伏せで泳いでいる彼女をまずボートが一撃。頭を打ったパトリシアはボートのヘリにしがみついたが、犯人は彼女の指を叩き潰して突き落とし、彼女は仰向けで海に落ちる。犯人はそこでもう一度ボートをぶつけて殺害したのだった。身体が二つに切断されたのは、腐敗して海中に沈んだところに釣り糸がからまったためと思われた。

調べた結果、パトリシアをひいたボートは、彼女の教会の信者、JPの物と判明。だが座席の位置から、操縦していたのはJPではなくもっと小柄な人物――JPの妻リタだったとわかる。リタはJPがパトリシアの教会に行くことを良く思わず、また夫とパトリシアの仲を疑っていたため「JPの服役中、自分はずっと待ち続けたのにあんな女と!」と怒って彼女を殺害したのだった。


感想

海辺で釣りをしながら、地球温暖化がどうのこうのと話し合っていた2人組の「ヒッピー」が腐乱死体を発見。事件とは無関係な第一発見者の場面からエピソードが始まる話って最近多いな……と思ったのだけど、シーズン3くらいからこのパターンだっけ。初期シーズンでは、ブースとブレナンが世間話をしながら現場に到着、という所で始まることが多かった気がする。まぁそれもワンパターンになりがちだし、第一発見者で始めた方が毎回違うシチュエーション&人物で変化をつけられて良いのかも。

事件の展開は、怪しい人たちを一巡して、最後に元の容疑者に戻って来た、と思ったらその奥さんだったということで、まぁ普通の展開かな。最後のマリーナの場面で、現場に出て来たホッジンスが何だか良かったぞ。

今週の助手はまた新人で、イギリス人かな? 記憶力が抜群なのは良いけど、絶えず雑学知識を披露するのが少々ウザいかも……と思っていたらまた辞めてしまった。「ミスター」で呼ばれていたのを「ドクターじゃないって意味さ」とホッジンスに意地悪言われていたけど、ブレナンはそういうsubtleな言い方はしないと思うな~。毎回手を変え品を変え違うタイプの助手が出てくるんだけど、いつまで続くんだろう? 私としては、クラーク君、スターレットおじさん、ウェンデル君あたりが良かった気がするなぁ。


使用楽曲

  • “Share” by Bag of Toys (冒頭)
  • “River of Sorrow” by Antony and the Johnsons (ラスト)

Yoko (yoko221b) 2009-11-17

bones/s04/065_the_he_in_the_she.txt · Last modified: 2024-02-18 by Yoko