BONES - Season 4, Episode 24

#82 The Critic in the Cabernet

  • 日本語タイトル:「赤ワインは血の香り」
  • 脚本:Stephen Nathan
  • 監督:Kevin Hooks
  • 初回放映:2009-05-07

スペンサー・ホルト

 バージニア州のベッドフォードクリークワイナリーで、ワイン樽の中から男性の遺体が発見される。ワインが酸化して酢になったため、骨はゴムのように柔らかくなってしまっていた。カツラを固定するための特殊なインプラントが発見され、身元はワイン評論家のスペンサー・ホルトと判明。

 ワイナリーを所有するモーテンソンは、その隣で安いワインを作っているダンウッドと仲が悪く、ホルトは一度その2人のケンカを仲裁して怪我をしたことがあった。ホルトはモーテンソンのワインを高く評価していたが、モーテンソンの妻キムと浮気をしており、息子の実父は実はホルトだったことがわかる。

 骨がすっかりワイン色に染まってしまっていたため、死因の特定は難航するが、助手のフィッシャーが入れ歯洗浄剤(過ホウ酸ナトリウム)で漂白することを思いつく。その結果、被害者の頭蓋骨にひびがあり、また胸骨と肋骨に円形の刺し傷があることがわかる。その円はワインボトルと同じ大きさで、傷口からはガラスの成分も検出される。加害者はボトルで被害者の頭部を殴り、その時に割れたボトルで胸を刺したという可能性が生じる。

 傷口に残るマークがベッドフォード園の物である事が確認され、ホッジンスはフィッシャーとともにスイカで再現実験を行うが、ボトルは割れない。凶器として使用されたボトルはニセモノだったのだ。また、発見された殺虫剤の成分から、ニセモノを作っていたのはダンウッドと判明。ダンウッドはワイナリーの買収をめぐってモーテンソンと係争中で、裁判費用が必要だったのだ。そこで安いワインで偽ベッドフォードを製作して売りさばいていた。ホルトはそれに気づいて、モーテンソンに話そうとしたのだ。

 ダンウッドは自供を始めるが、その時ブースはアニメ「ファミリー・ガイ」の主人公ステューイの幻覚を見る。異変を感じたブレナンはブースを伴い病院へ。ブースには脳腫瘍があることがわかり、緊急手術が行われる。

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 事件の詳細が印象に残らない……ここ最近のエピソードは毎回そんな感じだが、今回も。ブレナンの爆弾発言とブースの脳腫瘍騒動に全部持って行かれた感じ。ワインの試飲会で樽の中に遺体が! なんて、優雅なセレブ社会と腐乱死体の対比がすごく印象的で期待できると思ったのに。何だかもったいないなぁ、せっかくのグロ……。結局、犯人はダンウッドで良かったの?

 ブレナンが突然「子どもを産みたい」と言い出す。父親はどうするのかというと、ブースの精子を使って人工授精をしたいって、何だそれ? 外見的にも内面的にもブースが好人物であることには大いに同意するが、その特質を子どもに与えたいという優生学的な考えにはちょっとついて行けない。そもそも矛盾しているし。両親さえ優秀で善良なら他はどうでもいいのか? そんなことを言ったらブースの父親は粗暴な人間で本人もギャンブル依存症だし、ブレナンの家族は本人以外全員犯罪者ではないのか。性格的にブースに似た子どもがほしいのなら、精子より子育てに参加させた方がいいって!

 本当はブースが好きだから彼の子どもを産みたいんだけど、それを認めたくなくて理屈をこねている、ということなら、まぁ理解できる気はするけど、それはそれで私の好みとは違う方向に行ってしまいそうなんだな。

 ブースはいきなり精子をくれと言われて思わず断ったものの、ブレナンが「ダメならフィッシャー君のを使う」と言うと(フィッシャーは精子バンクのドナーになっているらしい)、それもイヤだと揺れる男心をのぞかせる。外野のアンジェラは「あの2人の子どもなら可愛いだろうな〜」と、すっかりその気。そりゃ可愛いだろうけど。

 だが、その子作りのドタバタも、ラストの脳腫瘍発見でどこかに飛んで行ってしまった感じ。夢にアイスホッケー選手が出て来たり、墓掘人エピで幽霊を見たりしたのも、その腫瘍の影響ということになったようだ。パーカー伍長の幽霊は、ブレナンとも会話していたような気がするけど……あれはパーカー似の別人だったか、それともブレナンにはパーカーが見えていなかった(独り言を言ってただけ)ということにでもなるのだろうか。

 ブースの幻覚に登場する変な子どもは、FOXで放送しているアニメ番組「ファミリー・ガイ」のキャラクター(見たことない)。別にクロスオーバーしている(あっちにブースやブレナンのキャラが登場するとか)わけではないらしい。

2010-05-29
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