The Wire - Season 4, Episode 10

#47 Misgivings

"World goin' one way, people another." - Poot

 カルケッティによる包囲網を感じたバレルは、上院議員のクレイ・デイヴィスに助けを求める。デイヴィスとキャンベルは、カルケッティ-ダニエルズのラインを警戒している。

 ハークはバブルスを訪ねて謝り、カメラを取り戻してくれればボーナスをはずむと確約するが、バブルスにとって問題は金ではなく、毎日のように暴力を振るわれていることなのだった。

 リトル・ケヴィンはマーロを訪ね、情報がランディから漏れたが自分は何も話していないと説明。だが話が終わると、ケヴィンはその場でバンに押し込まれて連れ去られてしまう。ランディは間接的なことしか知らないので「始末」する必要はないが、警察と通じているという噂を流すことにする。マーロを監視していたオマーは、バークスデイル組だったはずのスリム・チャールズが現れたのを見て驚く。

 ネイたちがたむろしているところへカーヴァー登場。薬物を発見され、ネイは警察署へ連行される。だがネイの母親は遊びに出かけていて連絡がつかない。他に身柄を引き取ってくれる人はいないのかと聞かれたネイは、コルヴィンの名を口にする。コルヴィンは一晩ネイを預かり、翌日自宅へ送り届けるが、デロンダは「意気地がない」と叱責。

 巡査たちは駐車違反や路上での飲酒などで検挙数を水増しさせられる。その喧騒をよそに、マクノルティは強盗事件を独自に捜査して容疑者を逮捕。

 検挙数水増し作戦はバレルの差し金であった。そのことは、ダニエルズからカルケッティに知らされる。ロールズはすでに知っていたがそこからカルケッティに伝わってはいない。ダニエルズはカルケッティが「どの程度本気なのか」を知るために、敢えて指揮系統を飛び越してカルケッティにアプローチしたのだった。

 バブルスはハークに連絡しようとしたが無視され、仕返しに牧師の車を「マーロの手下」だと言って嘘の通報をする。ハークはその情報に飛びついて牧師を強引に取り調べてしまう。

 ボディは、リトル・ケヴィンの運命をスリム・チャールズから知らされて動揺する。マーロに説明しておけとケヴィンに勧めたのは、他ならぬ彼自身だったからだ。ランディは学校で「ちくり屋」と陰口を叩かれる。

 クリスとスヌープはマイケルの義父を見つけ、路地に誘い込んで惨殺。

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 あ〜〜〜もうハークが。前回ケヴィンの取調べでの大失態もそうだが、バブルスに対しても情報を取るだけ取ってあとは冷たいし。バブズの安全よりカメラの方が大事なのか〜! 今まではコメディリリーフで和んでいたのに、今季は何だかハークが憎たらしいわ! バブズに騙されて「いい気味」とか思っちゃった。まったくもう。

 さて、総選挙を経てカルケッティはようやく正式に(次期)市長ということになったらしい。ボルティモア市政のパワーゲームも本格的に動き出した様子。前市長と懇意だったデイヴィス−キャンベル−バレルのラインに対して、カルケッティ−ワトキンス−ロールズ(ダニエルズ)というという新派閥が登場、ということか。警察署ではどうしてもカルケッティ派の方が善玉イメージがあるが……ああ、でもヴァルチェックさんもいたっけ。(爆)

 デイヴィスが電話している背後で、キャンベルさんと話し合っていたのはロールズ? シルエットがそれらしかったのだが、姿ははっきり映らず……いつの間に来たんだろうって感じだったが。

 そしてマイケルは義父を始末することと引き換えにマーロの組織に入った、ということなんだろうな。この義父とマイケルの関係は彼らやクリスの表情やそぶりで仄めかされていただけだったが、おそらく虐待を受けていたということなんだろうと思う。デニスのような大人に対して警戒するのも、最初の方のエピでマーロの金を受け取らなかったのも、そのへんに原因があったのだろうかと思った。

 それにしてもクリスが怖い! クリスの怖さは、感情を見せず冷徹に殺人をやってのけるところだと思っていたが、感情を見せた時の方が何倍も怖い!

2008-08-15
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