2014年に鑑賞した展覧会 ベスト10

投稿者: | 2014-12-29

さて、年末になりましたので、今年鑑賞した展覧会のベスト10を振り返ってみたいと思います。昨年版と同じく、順位は付けず見た順番で記載します。

■ ラファエル前派展(森アーツセンターギャラリー)

ミレイの《オフィーリア》と《マリアナ》が良かった! 同時期に開催していた「ザ・ビューティフル 英国の唯美主義」(三菱一号館美術館)と一緒に鑑賞して、あの時代の英国の雰囲気に浸ることができました。この時代の画家では、ミレイ、ウォーターハウス、バーン=ジョーンズが好きかな。画家さん自身にも色々ドラマチックな話があり、実際にドラマ化もされているようです(見てないけど)。

■ 日本絵画の魅惑(出光美術館)

所蔵品展。歌麿の肉筆画や、江戸の名所図を描いた屏風が良かったです。

■ ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展(世田谷美術館)

去年から楽しみにしていました! モネの《ラ・ジャポネーズ》はコテコテすぎてどうかな? と思っていましたが、実物を見ると圧倒されました。女性、シティ・ライフ、自然、風景という章立ての構成も面白かったと思います。

■ 水の音(山種美術館)

雨、滝、川、海など様々な「水」の形とその音を表現する絵。真夏の暑いときに鑑賞しましたが、とても涼しい気持ちになれました。ブロガー内覧会の記事はこちら

■ たよりない現実、この世界の在りか(資生堂ギャラリー)

すごいすごいという評判を聞いて行ってみたら、本当にすごかった。でもネタバレすると楽しめないから「すごい」としか言いようがなかったんですよね。これについては、前半後半に分けて詳しく書きました。

■ 江戸妖怪大図鑑(太田記念美術館)

3部構成で3ヶ月にわたる大規模な展覧会。それぞれで化け物(妖怪)、幽霊、妖術使いを中心とした浮世絵を展示します。この中では「幽霊」の絵がいちばん怖かったかな。始めから「この世ならぬもの」だった妖怪と、人間の持つ執念や怨念といったものへの、気持ちの持ち方の違いでしょうか。

■ 医は仁術(国立科学博物館)

江戸時代の医療器具や解剖図など。かなり生々しい図もありましたが、興味深く見て来ました。最後のコーナーで現代の最新設備が登場する所が科博の展示らしくて良かったと思います。

■ 進化するだまし絵(Bunkamuraザ・ミュージアム)

古典的なトロンプルイユから始まって、錯視を用いたトリックアートや立体作品、鑑賞者の動きをセンサで感知して形を変えるハイテクアートまで。静かに鑑賞するよりも、作品の周りをうろうろして楽しむ、参加型の要素の強い展覧会でした。

■ オルセー美術館展(国立新美術館)

モネ、マネ、ミレーなど、美術の教科書で見た絵が続々。今年はミレー生誕200年だったので(来年は没後140年)府中市美術館や三菱一号館美術館でもミレー展を開催していました。ミレーと言われて思いつく作品は《晩鐘》《落穂拾い》《種まく人》の3点なのですが、その3点がこの3つの展覧会で見られたのも良かったです。

■ トーベ・ヤンソン展(そごう美術館)

ムーミンで有名なヤンソンさんですが、最初は画家としてキャリアをスタートさせました。ムーミン以外の作品が多く展示されていて面白かったですね。『指輪物語』の挿絵も描いていたとは知りませんでしたが、あの絵柄だと中つ国もムーミン谷に見えてしまいます。ムーミンは子どもの頃にアニメも見ていましたが(年がバレますが古い方です…)、原作本を読んでから原作の方に夢中になりました。原作の後期作品などは、大人になっても……というか、大人になってからの方が楽しめると思います。

以上がベスト10ですが、惜しくも次点となった方々はこちら。

  • ザ・ビューティフル 英国の唯美主義(三菱一号館美術館)
  • のぞいてびっくり江戸絵画(サントリー美術館)
  • バルテュス展(東京都美術館)
  • ジャック・カロ リアリズムと奇想の劇場(国立西洋美術館)
  • 超絶技巧! 明治工芸の粋(三井記念美術館)
  • ヴァロットン展(三菱一号館美術館)
  • 菱田春草展(東京国立近代美術館)
  • 歌川国貞展(太田記念美術館)
  • 江戸のしかけ絵本(武蔵野美術大学)
  • ユートピアを求めて(世田谷美術館)
  • 夢見るフランス絵画(Bunkamuraザ・ミュージアム)

今年は、後半になってからちょっと忙しくなって、見られなかった展覧会もいくつかありました。来年からは少し厳選して鑑賞したいなと思います。

西洋画は19世紀(印象派~アールヌーボーとその周辺)、日本画は浮世絵と琳派を優先させたいと思います――といっても、このへんの展覧会は数も多いので「厳選」できるかどうかわかりませんが。来年はモネの《印象、日の出》が来るわラファエル前派展はあるわ、琳派400年だわで忙しそうです。

あ、そうだ。今年は国貞の没後150年ということもあって、役者絵を色々見たので、その関連で歌舞伎の鑑賞も始めました。これも来年には感想を上げたいと思います。何だかんだで来年も楽しく過ごしましょうね!

2014年に鑑賞した展覧会 ベスト10」への2件のフィードバック

  1. 土屋

    うわー行きましたね!私も来年はベストテンができるくらい行きたいです。

  2. Yoko 投稿作成者

    見られない~と言いながら、振り返ってみると結構見てますね。(^^;
    それでも、見逃した展覧会がいくつもあって、他のブログでのベスト10を見ながら「あ~これ見たかったのに!」と歯ぎしりしています。
    来年もまた、ご一緒していただけると嬉しいです。

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