2015-2016 米国ドラマあれこれ:(1)フランチャイズ作品群

投稿者: | 2016-06-28

アップフロントからもう1ヶ月以上経ってしまいましたが、昨年9月から今年5月くらいまでの米国ドラマ事情について少し書いておこうと思います。

今シーズンを振り返って何が気になったかな……と考えると、やはり「フランチャイズ作品群の動向」かなと思います。具体的にはCBSのCSIシリーズとNCISシリーズとクリマイ、それからNBCのシカゴシリーズですね。

CSIシリーズは最新スピンオフの「CSI:Cyber」が終了し、来季からこのフランチャイズ作品は姿を消すことになりました。まぁ昨年、この数字で更新して大丈夫? というような成績でしたから、これは仕方ないでしょう。本家から移ったテッド・ダンソンも、「次シーズンは契約しない」と、早々と宣言していましたよね。

ただ「CSI」という枠組みは柔軟に使えそうだし、police proceduralは安定した需要があるので(ありますよね?)、何か新しい作品で続けてほしいという気持ちはありますね、ファンとして。

もうひとつのフランチャイズ作品であるNCISは、来季も本家*・LA・NOの三作品体制で臨むようです。火曜の枠から月曜に分家したLAは来季から日曜に移るようで、もしかするとこれが最初に終わるかもしれません。しかし本家とNOは同じフォーマットを踏襲しつつ安定した数字を出していますよね。本家はシーズン13でCBSドラマ枠のトップなのがすごい! CSIはS13の頃にはもうNCISやクリマイに追い抜かれていましたものね。

*厳密にはJAGのスピンオフですが、最近はもうこれが「本家」で良いだろうと思っています。

クリマイ(クリミナル・マインド)もそういえば、今季からスピンオフのクリマイBB(Beyond Borders)を加えた体制になりました。クリマイでスピンオフといえば「レッドセル」の悪夢も想起されますが、まぁBBは専門が違うということで、うまく住み分けできるんじゃないかと期待しています。

そういえばクリマイはデレク役のシェマー・ムーアが降板して、後に誰が入るのかと思ったら、CSI:マイアミのデルコ(アダム・ロドリゲス)ですって? もちろん別人の役で入るわけですが、絶対「デルコ」って呼んでしまうと思う! で、BBの主役はCSI:NYのマック(ゲイリー・シニーズ)でしょ、その部下がマイアミのマリソル(アラナ・デ・ラ・ガルサ)でしょ、それからクリマイ本家に最近加わったアイシャ・タイラーもCSI本家のラボでDNA分析やってましたよね。まぁ、長く続いているシリーズにはありがちなことなのでしょうが、かなりCSI率が高くなりますね。

さてさてCBSはこれくらいにしてNBCです。一時期(2000年代前半)は「Law & Orderばかりのディック・ウルフ局」でしたが、TBJをあっさり打ち切り、CIをケーブル局に移動し、本家を終了してSVUだけが残ったかと思いきや、Chicago Fireが地道に数字を伸ばし、Chicago PD、Chicago Medと矢継ぎ早にスピンオフを連発し、あっという間にSVUと合わせて4作品が並走するディック・ウルフ局になってしまいました。

しかも来季からは新スピンオフの「Chicago Justice」を始めるんだそうですよ! どこまで増やせば気が済むのでしょう。海外サイトやTwitterでは「次のChicago Franchise作品」を予想する大喜利みたいなことが始まっていました。Chicago Library、Chicago Teacher、Chicago Garbage Collector……。

しかしChicago Justiceはさすがに枠が足りなくなったのか、フットボールシーズンが終わった後の日曜日に放送されるようです。Shades of Blueのシーズン2と同時期に始まるのかな。シリーズ内でのポジションも枠の配分も内容も、何となくTBJを想起させる作品なので、大丈夫かなという心配がなくもないのですが。

しかしTBJの時と違って、今はまだシリーズ全体が若くて勢いがありますからね。クロスオーバーも当然やるでしょうし、案外いけるのかもしれません。個人的にはL&Oシリーズに何度か登場した弁護士のシャンバラ・グリーン(ロレイン・トゥーサント)が再登場するというので、それを楽しみにしています。

シカゴシリーズ、なかなか日本に来ないのを不思議に思っていましたが、最近ようやくAXNで放送が始まりました。PDとMedも来てくれますよね。でもSVUはまだFOXクラシックで放送しているので、クロスオーバーはやはりバラバラになってしまうのかな。時期を合わせて再放送するだけでも、やってくれないかなぁ。