立川高島屋「川瀬巴水展」

投稿者: | 2017-01-10

立川高島屋「川瀬巴水展」に行って来ました。前々回に「行きたい展覧会」とか書いておいたのに、いきなり予定外です。

この展覧会のことは最近ツイッターで知り「立川!? 近所じゃん」と思って買い物のついでに寄ることに。普段とは逆なんですよね――普段は「この展覧会に行こう!」と思って都心へ出て、そのついでに他の場所へ寄ったりするのですが。

川瀬巴水展

展示室に入るとちょうどギャラリートークが始まっていて(なんでも鑑定団でおなじみの渡邊章一郎さん)、いろいろと面白いお話が聞けました。

展示作品はほとんどが初摺り(他は試摺、ポスター、水彩画など)で約140点とのこと。色彩が美しく、近代版画の技術のすごさが感じられました。

主な作品:

東京十二景 芝増上寺:巴水の出世作。これ以降「赤い建物・雪景色・傘美人」の三要素が成功の方程式として繰り返し使用されたそうです。傘美人って、でも顔は隠れて見えないんですけどね。

東京二十景 馬込の月:何年か前に大田区で見た巴水展でメインビジュアルを務めていました。描かれている松は、落雷に遭って今はもうないそうです。

ポスター「JAPAN」:観光客誘致のために、主に外国で貼られたポスター。屋外に掲示したため、現存数が少なく、残っていてもボロボロなものが多いそうです。そういう状態で残っているということは、掲示物を剥がしてコレクションする人がいたのか、それとも貼りかえる時にもらってきたものなのか……。この手の作品としては他にも、戦後の “The Japan Trade Monthly” という雑誌表紙など、珍しい作品がいくつか。

平泉金色堂:巴水の絶筆となった作品。階段を上る僧侶の位置が定まらず、何度も下描きを繰り返したそうです。巴水は自分自身の姿を風景の中に描き込むことがありましたが、この僧侶を「最後の自画像」と解する説もあるとか。

1月16日(月)まで。一般800円ですが、お着物で行くと無料で入れるそうですよ。