埼玉県立近代美術館「日本におけるキュビスム―ピカソ・インパクト」

投稿者: | 2017-01-28

今年はできるだけこまめに展覧会の感想を上げよう! と思っているのですが、なかなか難しいですね。まだ1月だというのに、もういくつか溜まってしまっています。

今回は、先週鑑賞した「日本におけるキュビスム」展について書きます。埼玉会場はもう明日で終わってしまいますが、この後2月からは高知県立美術館に巡回します。

日本におけるキュビスム―ピカソ・インパクト(埼玉県立近代美術館)

日本におけるキュビスム

1910年代にピカソやブラックによって始められた「キュビスム」は、立体を分割して平面上に再構成するという手法です。この斬新すぎる手法は画壇に大きな衝撃を与え、当時の日本の洋画家たちも、フランスに留学していた画家たちを中心に、その影響を受けた作品を次々に発表し始めます。

その後、2つの大戦を経て1950年代に、キュビスムは前回とは異なる状況で日本の画壇に取り込まれていきます。今回は東京と大阪で開かれたピカソの展覧会がきっかけでした。そこでピカソ、特に《ゲルニカ》が当時の世情とあいまって大きなインパクトを与えました。

――という歴史をふまえ、「キュビスムが二度にわたって、別々の文脈で日本の作家たちに受容されたという仮説に基づいて組み立てられ」(公式サイトより)た展覧会です。

特に第2部が面白かったですね。第1部(戦前)でも既に《ゲルニカ》の影響を受けたらしい佐藤敬の作品がありましたが、戦後の第2部はそれ以上です。特に山本敬輔の《ヒロシマ》は《ゲルニカ》の影響が露骨に表れていて、当時もそれで批判を受けたらしいです。《ゲルニカ》の影響の大きさ・衝撃の強さがしのばれます。洋画のみならず、日本画や彫刻、工芸など複数の分野に影響を与えました。

第1部には未来派の影響を受けた作品もあり、現代(当時の未来)の視点から見ると「レトロ調サイバーパンク」な感じが面白いです。

ところで、手帳関連の記事で書いた「美術鑑賞ノート」ですが、今年からは「書き物」を中心にしたくてミドリのスパイラルリングノートで白無地の「北国シロクマノート」を使っています。「日本におけるキュビスム」展のページはこんな感じ。影響の相関図を描こうとしたら、こんなぐちゃぐちゃになってしまいました(泣)。

@yoko221bが投稿した写真

まぁでも、ヘタクソでもこうやってInstagramやブログにアップしていくと、そのうちにもっとキレイに描こう!と努力するようになるのではないかと。そう思いつつ頑張って楽しみたい(何だそれ)と思います。