最近鑑賞した展覧会:ガラス絵、現代アート、食器類

投稿者: | 2017-03-08

終わってしまったものと今週いっぱいで終わるものばかりで今更感満載ですが、2月から現在まで、観賞した展覧会の感想をまとめて簡単にあげておきます。

ガラス絵 幻惑の200年史(府中市美術館) ※終了

「ガラス絵」とは、ガラスの裏面に絵を描き、反対側から見るという作品です。起源は中世ヨーロッパの宗教画で、それが中国を経て日本や東南アジアに伝来したとのこと。

裏側に描くということは、鑑賞者の側から見ていちばん手前に来る部分が、描く側からはいちばん下の層(最初に描く部分)になるので、通常の描画とは順序が逆になります。失敗しても塗り重ねて修正することができないので、最初から出来上がりをしっかり計算したうえで描かなければいけないという難しさがあります。ガラス独特のツルツルした質感と絵の具の発色の美しさが、七宝焼きの工芸品のようです。チラシもガラス絵のようなツルツル加工の印刷がされていて面白い。

現代の作品は、ガラス絵に別の素材を組み合わせたり、立体感を演出したりしていて、ミクストメディア的な可能性も感じさせます。

「ガラス絵展」の鑑賞ノートを書きました。

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クインテットIII(東郷青児記念以下略) ※終了

「クインテット(五重奏)」というタイトルが示すとおり、若手の作家5名による展覧会で、「自然」をテーマにしています。今回で3回目のようですが、観賞したのは初めてです。5人とも女性作家なのですが、毎回そうなのかな?

写真撮影OKだったので、記録として1人1枚ずつ撮影してきました。

橋本トモコ:原色の鮮やかな、図案化された花々。変わった形の展示物もあり「これも作品?」と思うものも。
橋本トモコ

堀由樹子:緑の色使いが印象的。自然の描写が美しいと思いました。
堀由樹子

川城夏未:一瞬、マーク・ロスコ?と思うような、いちめん赤い画面が目に飛び込んできますが、近くでよく見ると形が見えてきます。展示室内は照明が暗いせいか、チラシなどの印刷物ほどはっきり見えませんでした。
川城夏未

横溝美由紀:画面いっぱいに絵の具で細かい格子を描いた、テキスタイルデザインのような作品。「自然」との関係は正直よくわかりませんが、部屋に飾るならこれが良いな。色彩の統一感があって落ち着くので。
横溝美由紀

木村佳代子:精密に描き込んだ花の絵。チラシに使われている《birth》は、《世界の起源》のお上品バージョンに見えます。(言っちゃった)
木村佳代子

観賞ノートは省略。上に書いたのとほぼ同じ内容なので…。


コレクターの眼―ヨーロッパ陶磁と世界のガラス(サントリー美術館) ~3/12

サントリー美術館に新しく収蔵された作品を公開。野依利之氏から寄贈されたデルフトウェアなどの陶磁器と、辻清明氏のコレクションから収蔵されたガラス器。ここも写真撮影OKでした。

野依コレクションの中では、この2つが好き。ヒゲが葉っぱ?? になっているおっさんと小さいわんこ。おっさんの壺は、蓋を取ったらシュールなことになりそうです。

壺1  壺2

ガラスではオーソドックスに、このあたりか。

ガラス1  ガラス2

観賞ノートは省略。ここは草間彌生展の後に行ったので、さらっと淡泊に見ただけで、あまり書いていないので。

他の展覧会については、「江戸の絶景 雪月花」は後期と一緒にまとめて、草間彌生展は単独で感想を上げたいと思います。本日は以上です。