2018年1月に鑑賞した展覧会

投稿者: | 2018-02-13

今年も、鑑賞した展覧会をひと月ごとに振り返って行こうと思います。2月ももう半ばにさしかかりましたが、まぁマイペースで。

展覧会名をクリックすると、看板や観賞ノートなどを撮影した Instagram の該当ページに飛びます。以前は記事の中に直接埋め込んでいたのですが、埋め込みを多用しすぎると表示がおかしくなるみたい。私の環境だけかもしれませんが、画像が大きすぎるところもイマイチ気に入らないので、個別リンクはテキストだけにしておきます。

博物館に初もうで(東京国立博物館)

毎年恒例になった美術初もうで。内容などは過去記事に書きました。

美術初もうで 2018

東山魁夷展(東京富士美術館)

しっとり、ひんやりした独特の空気感が素晴らしいですね。日本画の技法と北欧の風景が違和感なく調和しています。モネのような睡蓮の池を描いた作品もあって、見比べてみたくなりました。

ルドルフ2世の驚異の世界展(Bunkamura ザ・ミュージアム)

16世紀ヨーロッパの科学・宇宙観・地理学・博物学などをぎゅっと凝縮したような「驚異の部屋」的世界。昨年、国立西洋美術館で展覧会のあったアルチンボルドの面白い作品もあり、とても楽しく、また興味深い内容でした。

墨と金 狩野派の絵画(根津美術館)

昨年サントリー美術館で開催された「狩野元信」展を見て以来、狩野派が気になっています。以前は「お手本を写すだけの量産絵師」と言われて評価が低かったそうですが、絵師のひとりひとり、またその生きた時代に注目すると面白いじゃないですか!

幕末・明治―激動する浮世絵(太田記念美術館)

今年は明治維新150年ということで注目を集めている時代です。以前にも「幕末・明治の美女たち」「浮世絵の戦争画」「月岡芳年」など、明治の浮世絵を特集した展示がありましたが、今回はそれらを時代横断的にすくいあげた感じの展示でした。新しいモチーフや技法が入ってくる一方で、江戸時代とまったく変わらない役者絵などが淡々と制作されていたりするのも面白い。また、明治後半で「江戸を懐古する」ブームが起こっているのも興味深い現象ですよね。明治から振り返って江戸時代を見る、というのは現代の私たちにとっても共感しやすい部分があるのではないでしょうか。

歌川国貞展(静嘉堂文庫美術館)

これは内覧会に参加してブログ記事を書きました。後期展示もぜひ拝見したいと思います!

静嘉堂文庫美術館「歌川国貞展」

ヘレンド展(パナソニック汐留ミュージアム)

器ものは優先度あまり高くないのですが、これは見に行きました。ナポレオンの時代から近代へ、2つの大戦と冷戦を経て現代へという時代の変化、そして芸術作品であると同時に「商品」であるために求められる性質とは?といったことを考えさせられました。入口の所で公開されているプロモーションビデオも面白かった。ボディペイントしたり壺を持って踊ったりしている場面があるのですが、出演者が全員ヘレンドに勤務する職人さんなのだとか。

ブリューゲル展(東京都美術館)

昨年からずっと気になっていました! 初めて見る作品が多いな~と思っていたら、出品作品のほとんどがプライベートコレクションなのだそう。ブリューゲルといえば、父ピーテルの描く農民画!という印象を持っていましたが、今回見た中ではヤンの系統の作品が素晴らしい。父ピーテルが狩野永徳なら、ヤンは探幽で息子ピーテルは山楽か? みたいな。


そして最近、展覧会を鑑賞した後、関連する本をできるだけ読むようにしたいと思っています。今月の関連書だとこんな感じ。

もっと知りたい狩野派―探幽と江戸狩野派 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたい狩野永徳と京狩野 (アート・ビギナーズ・コレクション)

東山魁夷への旅

幕臣たちの明治維新 (講談社現代新書)