2017-18 米国ドラマあれこれ:(1)リバイバルブーム来る

投稿者: | 2018-06-23


アップフロントが終わり、何を書こうかと思っているうちに早1ヶ月です。データはコツコツと少しずつ処理しているのですが、なかなか追いつきませんね……。

というわけで、今年も米国のドラマ事情を概観してみようと思います。

昨年と一昨年は、各局のフランチャイズ作品群について書きました。

で、今年は……というと、リメイク&リバイバル作品が目立った年だったと思います。

リメイクとリバイバルはどう違うのか。私としては、終了したシーズンの「続き」として同じ舞台設定・同じキャストで始まるのがリバイバル、時代を現代に移して新しいキャストでストーリーを作り直すのがリメイクであると理解しております。

「ウィル&グレイス」「ロザンヌ」「X-ファイル」はリバイバル、「マクガイバー」や「S.W.A.T.」などはリメイクということになりますね。

リメイクブームは以前からあって、前にも何か書いたなぁと思って探してみたら、6年前、2012年の5月に書いていました。

振り返ってみるとリメイクって、それほど勝率高いわけではありません。ちゃんと数えたわけじゃないのですが、長続きしているのは「ハワイ5-0」ぐらいではないでしょうか。とはいえ、前シーズンからの「マクガイバー」と今シーズン始まりの「S.W.A.T.」は健闘していて、無事に次シーズンへの更新が決まりました。この3作全部CBSです。CBSはこの勢いに乗って、来季「私立探偵マグナム」のリメイクを放送するようです。まだやるのか!

一方リバイバルは最近の傾向で、きっかけになったのは、一昨年に「シーズン10」として復活した「X-ファイル」ではないでしょうか。SHOTIMEでは「ツイン・ピークス」の復活もありましたね。今シーズンの「ロザンヌ」と「ウィル&グレイス」はいずれも高視聴率をマーク。特に「ロザンヌ」はシーズンプレミアの視聴率(18-49デモ値)が「5.2」という値でびっくり。初期の「エンパイア」ほどではないにしても、今時これだけの数値を出せる番組は他にありません。

当然次シーズンへの更新が早々に決まったわけですが、その直後に主演のロザンヌ・バーがツイッターで人種差別発言をして炎上し、何と番組は一転してキャンセルされてしまいました。これまたびっくり。

ずっと前にも別の番組で、差別発言が原因で降板した俳優がいたように記憶していますが(「グレイズ・アナトミー」だったっけ?)、今回のバーは主役でありプロデューサーでもあり、タイトルも彼女の名前なので、降板では済まず番組ごと吹っ飛んでしまったようです。とりあえず来季の放送はなくなったので、ABCはキャンセル済みのコメディを「復活」させて穴を埋めるのではないかと取りざたされています。また、主人公のロザンヌが亡くなったという設定で「コナー・ファミリー」として番組を続けるという可能性もあるとか――「ハーパー★ボーイズ」でチャーリー・シーンが解雇された時はこの方式でやりましたね。

あと、「リバイバル」とは言わないかもしれませんが、昨年ABCでキャンセルされたコメディ「Last Man Standing」が来季からFOXで再開されるそうです。

そしてCBSはこの勢いに乗って、来季から「マーフィー・ブラウン」をリバイバルさせるとのこと。まだやるのか!

まぁこうして見ると、来季のラインナップはいろいろ「懐かしい」感じになりそうですね。

ここまでやるのであれば、しつこいようですが「CSI」のシーズン16を検討しても良いのではないでしょうか。主任はグレッグがいいな。シーズン1からの皆勤賞で、いちばん成長したキャラだと思うので……。警部はヴァルタンで。キャサリンは保安官かベガス市の市長になってゲスト出演してほしいです。