2018年4~5月に鑑賞した展覧会

投稿者: | 2018-12-05

気がつけばもうかなり長い間、振り返りをやっていませんでした。もう12月って何かの間違いではないんですか!?

このままフェイドアウトしちゃおうかと思わないでもなかったのですが、そろそろ今年の「ベスト展覧会」を選ぶ時期ですし、復習がてら書いておきます。

展覧会記録に限らず、最近ブログを全然書かなくなってしまって、このままではいけない!と思い始めています。

TwitterやInstagramを始めると、そちらの方が気軽で、ちょこちょこっと書いて「これでいいや」と済ませてしまいがちなのですね。それで、どんどん文章が書けなくなっている気がします。

そんなわけで「ブログをもっと更新する」というのを来年の目標にしようかと思ったのですが、「年明けから頑張る」とか言っていると結局やらなくなってしまいそうなので、今からやります。(汗)

さて、展覧会の振り返りです。前回は3月でしたね(間隔あきすぎ)。まずは4~5月をまとめて振り返ります。展覧会名がリンクになっている項目は、クリックすると、看板や観賞ノートなどを撮影した Instagram の該当ページに飛びます。


広重 名所江戸百景(太田記念美術館)

ここでは毎年のように広重の展覧会を開催していますが、今年は広重の没後160年なので、特に力が入っている感じです。晩年の傑作である「名所江戸百景」を展示。四季・幕末・名所・夜などテーマ別に前後期で展示されました。

暁斎・暁翠伝 ─先駆の絵師魂!父娘で挑んだ画の真髄─(東京富士美術館)

今年は明治150年ということで、明治をテーマにした展覧会がいくつも開かれていますが、これは幕末から明治にかけて活躍した河鍋暁斎とその娘・暁翠の展覧会。河鍋暁翠は明治元年の生まれなので、暁翠の生誕150年でもあります(横山大観と同い年だ)。暁斎の方は下絵が多数展示され、制作の過程が興味深いと思いました。暁翠は戦争錦絵を手掛けていたことを初めて知りました。

浮世絵ねこの世界展(八王子市夢美術館)

「ねこ展」も結構あちこちで開催されていますね(最近ではそごう美術館でもあったと記憶しています)。大半が幕末~明治期の作品で、国芳系が多かったと思います。国芳一門の芳藤などが、猫をモチーフにした「おもちゃ絵」を多数手がけています。

木島櫻谷 Part2(泉屋博古館)

Part1は櫻谷の動物画でしたが、Part2は櫻谷の《四季連作屏風》と同時代の他の画家たちの屏風が展示されており、屏風づくしな感じでした。

名作誕生-つながる日本美術(東京国立博物館)

前後期を見ましたが、内容が濃くてちょっと疲れました!「美の家系図を見るよう」という記述に、なるほどと思いました。これはベスト展覧会に入りますね。

■ ジョルジュ・ブラック展(パナソニック汐留ミュージアム)

これは内覧会に応募して当選したので、ブログ記事を書きました。

パナソニック汐留ミュージアム「ジョルジュ・ブラック展」

百花繚乱列島−江戸諸国絵師めぐり−(千葉市美術館)

前後期行きたかったのですが、千葉県は遠くて、結局前期のみ。江戸時代の全国各地の作品を地方別に見る展覧会。感じたのは日本海側の文化の豊かさです。考えてみれば、大陸に近く文化の交流があったのですから当然ですよね。鎖国時代にも出島の他、朝鮮と対馬、台湾と琉球・薩摩との間で行き来がありましたし、松前藩にはロシアの漁船が時々来ていたわけです。

モダンアート再訪(埼玉県立近代美術館)

福岡市美術館のコレクション展。ダリ、デルヴォーなどのシュルレアリスムから始まって、時代の不穏さ、ポップアートの時代を経てイメージと表現の二転三転を体験した後、最後の「再来するイメージ」セクションへ来て、タイトルの「再訪」という言葉が腑に落ちました。

ヌード NUDE(横浜美術館)

19世紀のラファエル前派から始まって、だいたい時系列に従って、人体表現の変遷を体験する構成。ともすればスキャンダラスな面に注目がいきがちですが(あるいは、だからこそ?)、美術史・表現画法・社会のあり方などを真面目に考察した内容でした。