3月20日(月)
Episode 2016 – 2/16/91
脚本: トリシア・ブルック
監督: レスリー・リンカ・グラッター]
朝
-クーパーとトルーマン、アールのテープを聞き、クーパーの次の手をピートに相談することにする。 ルーシー: 新聞とピートさん(Paper and Pete)。わかりました。アルファベット順にやります。
-ピート、ルーシーの電話に応対し、キャサリンとアンドリューの朝食を用意する。ジョシーが入ってきて、アンドリューを見て失神する。
-トルーマン、新聞でジョナサンが死亡した記事を読む。
-ハンク(松葉杖をついている)とホーク、トルーマンのオフィスにいる。トルーマン、レオを撃った罪でハンクを告発する。ハンクはその時ノーマといっしょにいたと主張し、パッカードの死の真相に関する情報提供で取引を持ちかけるが、拒否される。ホーク、ハンクの松葉杖を蹴とばす。
-銃に関するアルバートの報告書:
ア: これは君の傷口から摘出した弾丸だ。で、こっちが死んだ男の頭蓋骨から取り出したもの。同じ弾丸、つまり同じ犯人てことだ。あの女を逮捕しよう。
ク: アルバート、ちょっと待ってくれ。
ア: クープ、友人の彼女をパクるのは気が進まないってのはわかる。だが、あの女はおまえさんを撃ったんだ。殺すところだったんだぞ
ク: (手を上げる) アルバート――個人的なことは考えていない。手袋の硝煙反応はどうだ?
ア: 5時にわかる。わかったよ、おまえさんは頭にきちゃいない。だが、あの女は行く先々で銃を撃って死を蔓延させている。厄介な女だ
ク: (頷く) 彼女に話してみる。話してくれるだろう。
ア: 羽をはやしてサーカスに出るかもな (去る)
-オードリー、グレート・ノーザンでコンシェルジュをしている。J・J・ウィーラーが入って来て、オードリーに、数年前ハイジ役を演じていたのを見たと言う。オードリー、手紙を受け取る――何か書いてある紙を破いたものと、「愛する人を救う」ためにその夜ロードハウスでの「天使たちの集い」へ招くカードだった。
-エド、棚の上の人形を置き換えている。ネイディーン、学校から早く帰って来て、エドにマイクとの恋愛を打ち明ける。 ネ: 「はっきりさせましょう。別れるべきだと思うの」
-クーパー、ジョシーに真実を話してくれるよう頼む。キャサリンが聞いている。
ク: 「君にとって(ハリーが)何なのかは知らない。だが彼は君を愛してるんだ」
ジョシー、答えない。クーパーが去った後、キャサリンはジョシーにちくちくと嫌味を言う。キャサリン、ジョシーに今夜一人でエッカートに会うように言う。ジョシー: 「彼は私を殺すわ」 キャサリン、本棚の中の銃をさりげなく見せる。ジョシー、銃をつかんで抱きしめる。
-トレーニング・ウェアを着た健康志向のベン、ボビー、ジェリー、オードリー、ジョン・ジャスティス・ウィーラー、事業の計画を立てる。ベン、製材所/ゴーストウッドの土地には絶滅に瀕した動物、パイン・ウィーゼル(イタチ)がいると告げる。
ベ: 紹介しよう……この小さなパイン・ウィーゼルを。この周辺にしか生息しない、絶滅寸前の生き物だ
ジェ: (嬉しそうに) ローストするとうまいぜ
ベン、これを利用して開発を阻止し、権力を手に入れようとする。 べ: 「そして、いずれは上院に打って出る」
1:16 (壁の時計)
-アール、トラックの運転手に扮し、シェリー宛ての手紙を残してRRを出て行く。ノーマ、修道院にいる妹のアニーと電話で話す。シェリー、手紙を読む。内容はオードリーに宛てたものと同じ。エドが入って来てノーマにプロポーズする。
-レオ、アールに言われて木を削る。
-ノーマ、留置場にいるハンクに面会して離婚を申し出る。ハンク、改心すると誓い、レオを撃った夜のアリバイを証言してくれと頼む。ノーマは断るが、ハンクは刑務所に戻ったら死んでしまうと泣き叫ぶ。 ハンク: 「奴の情婦になる気だな、ノーマ」 ノーマ: 「あなたの妻より彼の情婦の方がましね」
5:00 pm (アルバート→クーパー: 「5時にわかる」)
-ピート、アールが「眠れなくな」ってあと5~6手は駒を取れなくなるような次の手を考える。「ポーンをQN-3へ」
-アルバート、ジョシーの手袋の硝煙反応で、彼女がクーパーを撃ったことがわかったと言う。シアトルで彼女を見かけたという目撃情報もあった。
-アンドリュー、ジョシーが化粧をしているところへやて来る。アンドリュー、彼女が自分を愛していなくても自分は彼女を愛していたと言い、エッカートの所へ行き、ともに国外へ出るよう指示する。
夕方
-ジェームズとドナ、山でピクニックをする。ジェームズは旅を続ける。ドナはTPに戻る。これからも愛し合い、また会おうと誓う。イヴリンは裁判にかけられ、ジェームズは証人として出廷する。
晩
-トルーマン、ジョシーを訪ねる。キャサリン、ジョシーはエッカートに会いに行ったと告げる。
-エッカート、エレベーターでアンドリューに会う。アンドリュー、ジョシーがエッカートを裏切ったので自分は生きているのだと言う。ジョシーはトルーマンを愛しているとも言う。 エッカート: 「(トルーマンには)手は打ってある」
-ベン、オードリー、ジャックが夕食をとっている。ジャックは環境問題でトラブルを起こした企業を立て直す仕事をしている。ベンが呼ばれて席を立つ。オードリーとジャックの間に、惹かれ合う/反発する/防御する気持ちが生まれる。
9:30 pm
-シェリー、オードリー、ドナ、ロードハウスで出会い、3枚の紙片を合わせる。
アール、バーから見ている。
「山は天にくちづけし
波はたがいに抱きあう
雄花をあなどるなら
雌花はゆるされるはずがない。
陽光は大地をかきいだき
月のひかりは海にくちづけする。
あなたがわたしをこばむなら
このよろこばしい仕事に価値があろうか?」
(※訳は『シェリー詩集』(上田和夫訳 新潮文庫)より)
-クーパー、部屋で釣りの練習をしている。キャサリン、電話でジョシーの居場所を知らせる。クーパー、銃を持って調べに行く。銃声。クーパー、エッカートの部屋のドアを開ける。エッカート、立ち上がり、死ぬ。ジョシーとクーパー、銃を向け合う。
ジ: 私を殺そうとしたの
ク: ぼくに対してもそう言うのか、ジョシー――ぼくが君を殺そうとしたと?
ジョナサンは? 彼も君を殺そうとした?
ジ: 私を連れ戻そうとしたわ
ク: ジョシー、なぜぼくを撃った?
ジ: あなたがここへ来たからよ。いつかこの日が来ると思ってた。牢屋へは行きたくない! 絶対に!
(トルーマン、銃を抜いて入って来る。)
ハ: ジョシー、銃をおろせ
ジ: ああ、ハリー?!
ハ: おろすんだ!!
ジ: ハリー、許して。あなたを傷つける気はなかった。(息を詰まらせ、目を閉じ、銃を胸に抱きしめてベッドにくずおれる。)
ハ: (彼女のもとに駆け寄り、抱きしめる) ジョシー! ジョシー?! ジョシー! (顔を上げ) 死んでる
(ベッドの上からトルーマンとジョシーの姿が消え、スポットライトが当たる。ベッドの向こう側の床から“ボブ”が現れ、狂ったように笑いながらベッドに這い上がる)
ボ: クープ! ジョシーに何が起こった?! (笑い続ける)
(“ボブ”の姿が消え、別の世界から来た小人が現れてベッドの上で踊り、消える。トルーマンとジョシーが再び現れる。ベッドの脇にあるテーブルのノブにジョシーの顔が現れ、苦しげにゆがむ。)