通算5話「裏切りの記憶」
映画館の座席の下で、タブレットにつながれた爆弾が発見される。スタッフが気づいて持ち出すが途中で爆発。爆弾の周囲にいた人々のスマホには、それぞれに不審なメッセージが送られていた。
- 脚本:Craig O’Neill
- 監督:Eriq La Salle
- 初回放映:2015-04-08
crowdsourcing(クラウドソーシング):特定の目的のため複数の機器をつなぐこと
映画館の座席の下で、タブレットを使用した爆弾が発見される。スタッフが気づいて持ち出し、路上で爆発。6名が死亡し30名が負傷した。周囲にいた人々のスマホには、数字の入ったメッセージが送られていた。数字はそれぞれに異なっており、1つずつカウントアップしていき、「200」のメッセージを受信した時点で爆発していた。接続記録を消すマルウェアが仕込まれており、追跡は不可。
イライジャとネルソンは現場で回収された破片を調べるが、HDDが見つからない。防犯カメラの映像データから現場を3Dで復元してみたところ、亡くなった被害者の傷口からHDDが発見される。
エイヴリーは犯行の手口や爆弾に使われた物を分析し、データベースに記載されている前歴者を絞り込む。イタリアとフランスで爆破事件を起こした氏名不詳の人物が該当した。
インターネットに爆破の映像が公開される。サイト作成者は人々のテクノロジー依存を非難し「サイトのアクセス数が100万件を超えたら再び爆発が起きる」と予告していた。その時点でカウンタはすでに46万を超えていたが、ファイアウォールは強固でサイトの強制閉鎖は困難。
エイヴリーはWebサイトのロゴマークを見て、以前サイバー犯罪課に勧誘したハッカーのトービンを思い出す。トービンはエイヴリーの誘いに応じたものの、その後機密情報を売ろうとして連邦刑務所に収監されていた。エイヴリーはトービンと面会し、サイトにつながるディープWebの情報を得る。
イライジャはレイヴンに指示し、爆破映像を見せる偽サイトを大量に作らせる。偽サイトを検索で上位になれば、閲覧者が分散され、爆弾を探す時間を稼ぐことができる。
クラミッツはHDDのデータを再構築し、最初に電源が入った場所を割り出す。イライジャが現場に急行して突入すると、犯人からの「起爆のアクセス数を100万から75万に変更する」というメッセージが再生される。イライジャはその場で爆弾を発見して退避。同行した隊員が爆発で負傷する。
エイヴリーはネルソンとともに再びトービンを訪ね、暗号キーを手に入れる。動画サイトにアクセスしてサイトを閉鎖しようとするが、直前でネルソンが「デッドマンスイッチ」のトラップに気づいて中断。管理者に何かあれば起爆する仕掛けがしてあったのだ。さらに、アクセス回数を変更したときの痕跡を発見。侵入に対する防御が十分に強固であったため、匿名化までは行われていなかったのだ。
クラミッツは犯人の居場所を追跡し、イライジャが現場へ突入。中にいた男マイルズは起爆装置を手にし、スイッチを押そうとする。イライジャはやむなくマイルズを射殺。
マイルズから爆弾の場所を聞き出すことはできなくなってしまったが、使用していたメッセージサービスには、またしてもトービンの関与を示す痕跡があった。エイヴリーは「図書係になりたい」というトービンの要求を受け入れてパスワードを入手。
メッセージサービスの履歴から犯人のアクセス場所がわかる。その中で犯人が狙いそうな場所を探したところ、携帯電話会社のイベントが開催予定であることがわかる。大勢の人間がスマホを手に集合する。カウントを75万に変更したのも、イベント中の爆発を狙ってのことと思われた。
イライジャとクラミッツは会場で爆弾を発見。広い場所まで車で移動しながら起爆を防ごうとする。エイヴリーはタブレットを車のイグニッションに接続して電力を消費させ、強制的に電源を切るよう指示。その方法が成功し、起爆は阻止される。
その頃トービンは、エイヴリーからの「さよなら」というメッセージを受け取っていた。彼は喘息の発作を起こした時に吸引器に仕込んだデバイスでコードを盗み、売りさばこうとしていたのだった。
冒頭、映画館のスタッフが爆弾を持って走り出したので驚いた。ああいう場合、客を全員避難させて現場を封鎖し、爆弾処理班を呼ぶものではないのだろうか? 結果論かもしれないけれど、そうしておけば200件目のメッセージは受信されなかったのではないか。
さて、前回ちらりと仄めかされた「エイヴリーを裏切った元ブラックハッカー」が登場。爆弾ではなく侵入が強固なディープWebの作成犯だった。トービン作だとわかったのがロゴマークというのが何だか……どんだけ自己顕示欲強いんだと思った。スパイ行為が発覚して逮捕されたのもそれが原因ではないのか。
イライジャとクラミッツが起爆を阻止する方法は、電力を断つという、ある意味原始的ではあるけどアクションの緊迫感があって良かったが、事件の捜査全体を見ると、ちょっとトービンに頼りすぎな感があったと思う。
使用楽曲
- Recreation (feat. Helen Ostafew) by Strikez (爆破再現場面)
2025-03-16