2014-15 米国ドラマ事情:CSIがこの先生きのこるには

きのこ お知らせ・雑談

前回の記事で「項を改めて」書くと言いつつ考えているうちに5月になってしまいました。タイトルが使い古されたネタですいません。しかも内容に合ってないし。

5月1日現在、CBSはまだCSIとCSI:Cyberの更新を発表しておりません。で……正直なところ本家CSIは今季でキャンセルの可能性が高いのではないかと思っています。

日曜夜10時に移って視聴率はかなり落ちていますし(昨年のメンタリストと同じくらいかな?)、シーズン中に話数が18話に削減される、フィナーレの視聴率が Series Low だったという状況はマイアミの最終シーズンを思い出します。また、初期シーズンから番組を支えてきた人気キャラの降板、後継と目される新スピンオフの誕生、などは Law & Order の最終シーズンを思い出します。

そしてマイアミの時よりさらに不利な状況だと思われるのは、CBSの新番組の勢い。

CBSはここ数年、新番組の生存率が低く、マイアミの最終シーズンとなった2011年には、新作ドラマシリーズの中で Person of Interest のみが更新されました(その後、いったんキャンセルした Unforgettable がサマーショウとして復活)。翌2012年は Elementary のみ、そして2013年には新作ドラマの更新はゼロという結果になっていました。(30分枠のコメディシリーズは別)

しかし今年、2014年は久々に新作ドラマが豊作で、Scorpion、NCIS:NO、Madam Secretary の3本が早々に更新されました。ということは、ベテランドラマをいくつか切らないと枠が足りなくなってしまいます。

……と考えてみると、CSIの席はもうない、と覚悟した方が良いでしょう。15年続いたベテランドラマですから、サマーショウやケーブルへの異動も、ちょっとなさそうな気がします。

ひとつ気になっているのは、今シーズンのフィナーレがクリフハンガーで終わったらしい、ということです。それはつまり、局側もクリフハンガーを承認したということですよね……?

といっても、シーズン7や12の時みたいに「話がまだ終わっていない」という状況ではなく、微妙なクリフハンガーだったようです(見ていないので断言はできませんが)。

CBSには「クリマイ・レッドセル」という前例もあるわけですが、かつてのトップドラマに対してまさかあんな仕打ちはしませんよね。クリフハンガーといっても無視できるレベルなのかなーと想像しています。

CSIが終わるとすると、次に日曜10時の枠に来るのは何か……ということで、次回はそのあたりを予想してみようと思います。

2015-05-01

タイトルとURLをコピーしました