Without a Trace S5-6 The Calm Before

Without a Trance/FBI失踪者を追え! 5thシーズン 前半 Without a Trace

通算100話「ハリケーンの爪痕」
ハリケーンで大きな被害を出したニューオーリンズから引っ越して来た男性が失踪。車が燃やされており、放火されたようだった。その男性は自暴自棄的な行動をとったり、違法なファイトクラブで戦ったりしていた。

WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え! 5thシーズン 前半

  • 脚本:Jan Nash
  • 監督:Peter Markle
  • 初回放映:2006-10-29

失踪者:アーロン・ギブス

ニューオーリンズから妻子とともに引っ越して来たばかりのアーロン・ギブスが失踪。車が燃やされており、放火の可能性が高い。ギブスの故郷はハリケーンで大きな被害を出しており、従兄弟のチャックが経営する建設会社で働いていたが、2日前に仕事をクビになったという。

だがその親類に聞いてみるとクビではなく自分で辞めており、その直前に自暴自棄的な言動があったという。

車のワイパーにチラシが挟まっていたことから、ギブスが違法なファイトクラブで戦っていたことがわかる。オーナーは「ギブスが2000ドルを盗んだ」と主張する。ギブスは高価な金の腕時計を持っていたが、2000ドルについては否定したため、車を燃やして脅した。

だがオーナーはそのまま倉庫へ戻り、ギブスは別の車を盗んで遠くへ行ったとわかる。チャックと連絡を取ったことがわかり、改めて問い質すと「自分にはやることがあるので家族の面倒をみてほしい」と言い残したという。

息子のケイレブに時計のことを聞くと「ボートで見た」と言う。ハリケーンからボートで避難する際に、強引に乗り込もうとした男がいたの。「後で迎えに来る」と言っても聞かない。もみ合っているうちに殴り殺してしまった。ケイレブはそのせいで悪夢を見るようになっていた。

アーロンはおそらく、自分と息子を守るために見知らぬ男を殺してしまい、彼の身元を知ろうとしていたのだろう。図書館でよく調べものをしていたことがわかり、検索対象を絞り込んでみたところ、その男はジョセフ・ルイスで、ジェシーという息子がいたことがわかる。

ギブスはニューオーリンズへ向かい、FEMA(連邦緊急事態管理庁)の職員を名乗ってジェシー・ルイスに会いに来ていた。ギブスはジェシーに2000ドルと時計を渡して理由を説明した。最初のうちは金にしか興味を示さなかったジェシーだが、ギブスが父親を殺したことを知り、もみ合ううちに廃屋の柱が倒れ、ギブスは下敷きに。ジェシーは「残される者の気持ちを味わえ」と、置き去りにして逃げて来ていた。マローンはようやく廃屋でギブスを発見し救出する。


自分と家族の安全を守るために第三者を殺してしまう――日本だと緊急避難に当たるケースだろうか。アメリカではどうなのだろう。

せっかく失踪者が生きて帰って来たのに、何だろうあまり感動できない。失踪者が実はどういう人物で何をしようとしていたのかが明らかになり、そして家族のもとへ帰って行く――これがある種の郷愁を感じさせるのがこのシリーズの良い所のはずなのに、どうも今シーズンは不調だ。今回は何が良くなかったのだろう。ジェシーの態度が悪いせいか?2000ドル盗んだせいか?

ジャックの救出シーンは助けているのか埋めているのかよくわからなくて、ドリフのコントみたいだった。

2025-06-26

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