通算102話「勝ち続けること」
清掃会社の経営者と称する男性が失踪。襲われて金庫を強奪されたと思われたが、どうも話が合わない。違法なクラブに出入りしていたことがわかり、潜入して様子を探ることになった。
WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え! 5thシーズン 前半
- 脚本:David H. Goodman
- 監督:Jeannot Szwarc
- 初回放映:2006-11-12
失踪者:アレックス・スターク
清掃会社を経営するというアレックス・スタークが失踪。朝早く仕事に出かけ、午後になって恋人が床の血痕を発見し通報。アレックスは自分の口座から大金を引き出してアルバ行きの航空券を購入し、一緒に旅行へ行こうとしていた。絵の裏には壁に大きな穴があり、金庫がなくなったようだった。
アレックスの清掃会社はウォール街のオフィスビルと契約している。だが職場を訪ねてみると、アレックスは経営者ではなくただの清掃員で、清掃の仕事より株取引に興味を示していたという。
アレックスは出会い系サイトを何度も閲覧していた。出会い系は見せかけで、実は違法なポーカークラブ。合言葉を入れてメッセージを送るとクラブに入れる仕組みになっている。金庫に入れた大金をスッたのであれば、覚えている人間もいるかもしれない。マローンがクラブに潜入することになった。
マローンはクラブに行き、アレックスと親戚同然に親しくしていたシンシア・ニューワースを発見。何食わぬ顔でゲームを始めるが、薬を盛られて気を失う。その後シンシアからネイルガンで拷問を受け、協力すると約束させられる。
アレックスともめていたというジャスティン・フェラーラが見つかり、事情を聞くと「アレックスにだまされそうになった」と言う。ポーカーで彼を負かした後、彼と上司の女性から不正な株取引を持ちかけられ、いったんは承諾したものの、その後詐欺に気づいて金を取り返したのだ。彼と組んで上司を演じていたのは、シンシア・ニューワースだった。
シンシアは他の州でも詐欺事件を起こし、組織犯罪班でも捜査対象になっていた。ブレンダン・ディロンというギャングから金を奪い、逃げているらしい。
シンシアはマローンに電話をかけさせる。ヴィヴィアンらはジャックの意図を読み対策を考える。だがシンシアはジャックの嘘を見抜き、ネイルを打ち、携帯を破壊。連絡が取れなくなったため、ヴィヴィアンらはクラブに突入。マローンがシンシアに連れ去られたことがわかる。
アレックスに違法な携帯を売った男が見つかり、留守電メッセージを聞くと「クラブで会いましょう」というメッセージが入っていた。
シンシアはアレックスから「不審な車を見た」と聞いてディロンに追われていると思い、いったん二手に分かれようとしていた。アレックスが金を持って身を隠す計画だ。シンシアは、本人には告げていないが実はアレックスの母親。何としても息子の身を守るつもりだ。
だがアレックスが車を見たと言ったのは、彼が預金を引き出した2日後のこと。アレックスは部屋にわざと血痕を残して失踪を偽装し、シンシアを裏切って恋人と逃げるつもりだった。シンシアは血痕を見て逃げ出すだろうと思っていたのだが、恋人の方が先に来たので通報されてしまったのだ。
マローンは恋人を囮にしてアレックスをおびき寄せる作戦を思いつき、留守電にメッセージを入れる。ヴィヴィアンらはそれをキャッチして人員を配備。シンシアは警察に銃を向けて射殺される。ビルの地下にいたマローンは無事に保護され、アレックスは逮捕される。
今回の話、潜入してポーカーする必要あった?違法なのはわかっているのでさっさと突入すれば良さそうな気がするのだが……。ポーカーやりたかったのかな。他の皆はボスが負けるかどうかで賭けているし。
いつもと違う服装や演技を楽しむという点で、潜入エピは目先が変わって良いのだが、ちょっと安易な気がした。
今シーズンのマローンは、ニューオーリンズに続いて負傷続き。何だかなぁ。
2025-06-27