Without a Trace S6-17 Driven

Without a Trance/FBI失踪者を追え! 6thシーズン Without a Trace

通算135話「衝動」
銃弾をいくつも撃ち込まれたトラックが乗り捨てられた状態で発見される。行方不明の運転手は、しばらく前に少年を交通事故から救い「英雄」としてメディアで話題になった人物だった。

Without a Trace/FBI失踪者を追え! シーズン6

  • 脚本:Byron Balasco, Gwendolyn M. Parker
  • 監督:John Polson
  • 初回放映:2008-05-08

失踪者:コナー・ベインズ

レッカー車の運転手コナー・ベインズが失踪。車は銃弾がいくつも撃ち込まれた状態で乗り捨てられ、車体にはコナー本人の血痕が付着していた。

コナーは2週間前、バスの前に飛び出した少年を救ったことが報じられ「英雄」として有名になっていた。どうやら少年を助けたことで気分が高揚し、その後も何かと人助けをしていたらしい。

目撃証言から、コナーが年配の男性と言い争っていたことがわかる。NYへ来る前のコナーについて調べてみると、アイオワ州で自宅が火事になり、恋人とその子どもが焼死してコナーだけが生き残っていたことがわかる。コナーの放火を疑う声もあった。

コナーと争っていたのは、死亡した恋人の父親で、コナーの犯行を疑い、罪を認めさせようとしたという。コナーは「2人が死んだのは自分のせいだ」と言うが、放火ではなく「声を聞いたのに助けられなかった」ということだった。コナーは恋人とケンカをして離れの作業場へ行った。その後、助けを呼ぶ声を聞いたが、怒りの叫びだと思って無視していた。火事が起きて助けを呼ぶ声だと気づいた時にはもう遅かった――。

コナーの携帯電話には、失踪直前に使い捨て携帯から着信が入っていた。持ち主は不明だが、販売店はブロンクスにあり、コナーのトラックもその近くにいたことがわかる。付近で話を聞くと、少年がドラッグの売人に追われ、逃げているところをコナーが通りかかって車に乗せたという。だがその少年は札付きの不良だった。

少年を探し出して事情を聞くと、ドラッグを盗んで逃げているところをコナーに助けられ、その時車内に麻薬を隠したという。もう一度コナーを呼び出し麻薬を回収したが、コナーに咎められ、争いになったところで仲間が撃った。コナーは重傷を負って逃げ、少年はとどめをさそうとしたが、結局撃つことはできずその場に放置したという。

少年が供述した場所でコナーは発見され、無事病院に搬送される。


冒頭、車内からジェニファーを監視する人物がいて、組織の残党かと思ったらマローンだった。心配だからというのだが、これはもうストーキングと言って良いのでは……。精神分析医と何度か面談するようだが、どうなるのだろう。

さらに、前回調査したブライアンの逮捕歴をサムに渡し「後はどうするか君の判断だ」と丸投げ。これはどうなんだと思った。サムもサムで、ブライアンにその結果を突きつけたのは自分の判断なのだから、マローンに怒鳴り散らすのはちょっと違うんじゃないかという気がする。自分で詳しく調べて、冤罪であると判断したうえでのことならわかるのだが、どちらにしても職権乱用には違いない。

サムはいっそのこと「隠し事は一切しない」方針でブライアンにすべて打ち明けてはどうだろう。「私は10代の頃、姉をレイプした男を殴り殺して遺体を埋めたことがある。私にとって性犯罪はそれくらい許せないことなので、はっきりしてほしい」と言えば、少なくとも整合性はあるだろう。どちらにしてもブライアンは親権放棄して去ったかもしれないが……。

調査を担当したゲイルが「調べ方が足りない」と怒られるようなことがないように願う。

そんなこんなでメインの事件は印象がいまいち。結局失踪したのは、撃たれて動けなかったというだけだし、「謎を解いていく」感じはそれほどでもなかった。結局火災の原因は何だったのだろう。失火かな。

2025-11-11

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