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Without a Trance/FBI失踪者を追え! 7thシーズン Without a Trace

通算138話「箱の中の闇」
ベンチャー企業の女性副社長が職場のパーティから失踪。タクシーに乗り込んだところ、そのタクシーは盗まれたもので、別の車に押し込められて連れ去られたらしい。身代金目的の誘拐の可能性があった。

Without a Trace/FBI失踪者を追え! シーズン7

  • 脚本:Byron Balasco
  • 監督:Greg Walker
  • 初回放映:2008-09-30

失踪者:サラ・ケント

ベンチャー企業で副社長を努めるサラ・ケントが職場のパーティから失踪。サラはタクシーに乗り込んだが、そのタクシー車両は犯行前に盗まれたものだった。異変に気付いたサラは降りようとしたが、2人組の男に別の車に押し込められた所が目撃されていた。

サラは10万ドルのボーナスと25%の昇給が決まったばかりだが家族はなく天涯孤独の身。社長は数日前に、サラが年配の男性と争っているところを見かけ、仲裁しようとしてナイフで脅されていた。

その男性はサラの父親だと名乗り、「彼氏に聞いてみろ」という。彼はサラがヴィクター・モーガンという男性と会っているところを見ていた。調べてみるとモーガンは判事で既婚者。

その頃、監禁されたサラは隙をついて逃げ出すことに成功するが、作業員に「通報して」と頼んだところで追手に捕まっていた。だが作業員の携帯電話を持ち出すことに成功し、チームはその信号を追う。

モーガン判事はサラと不倫をしていたがパーティの日に別れを切り出されたと言う。サラを拉致したのはモーガンが担当する事件の関係者で、拘束されているサラの写真を送られ、訴えを棄却するよう強迫されていた。

携帯信号と、モーガンが担当する事件関係者の所有物件からサラの居場所がわかり、マーティンとサムが無事に救出する。


メディーナはどうやら、チームの一員というよりチーム内に波風を立てる役割を担っているようだ。マーティンを側近として取り込もうとしているようだが、チームを直接監督する役割ならマローンかヴィヴィアンが適任のはず。

一方でマローンには大富豪の警備担当という転職の話。正直私ならこの話に乗るな……と思った。このままFBIにいても出世の可能性はなさそうだし、

しかしドラマの常道としては、マーティンは出世話を断り、マローンも転職せずチームに留まることになるだろう。メディーナの介入によってマローンを中心にチームの結束が固まっていくという展開が予想される。というか、そうなってほしい。メディーナもそんなに長く留まらないのではないか。

チームの結束が固まるのは良いことだが、マローンが職場のベビーモニターでサムの姿を見る場面は正直キモい。前シーズン、あるいはもう少し前から(アンとの破局から?)中年の危機を感じさせる言動が目立つマローンだが、サムはあなたの彼女でも娘でもないんだから!と言いたくなった。

サムは新米ママとして頑張る姿を見せているが、ヴィヴィアンとエレナも新米ママの時代があったはずなのに、女性メンバー同士の交流があまりないな……と思った。恋愛模様を描くなとは言わないけど、女性同士、男性同士の仲の良さを示す場面がもう少しあっても良いのでは?

……という、チーム内の人間関係を描く回だったのか、肝心の事件は何だか単純な展開に感じた。もう少し謎めいたストーリーにして、時系列を丁寧に整理していけば面白い話になったと思う。偽タクシーがタイミング良く来ることができた理由もよくわからなかったし、結局はサラの機転と行動力で居場所が判明しただけのような事件だった。


使用楽曲

  • Jager Yoga by CSS
  • These Quiet Times by Shady Bard

2025-12-08

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