通算152話「身を守るすべ」
市民センターで護身術クラスの助手を務める女性が失踪。直前に火災報知機が鳴ったが火事ではなく、扉が破られていた。
Without a Trace/FBI失踪者を追え! シーズン7
- 脚本:Diego Gutierrez, Bruce Rasmussen
- 原案:Diego Gutierrez, Gwendolyn M. Parker
- 監督:Nancy Van Doornewaard
- 初回放映:2009-02-17
失踪者:キャラ&ヘイデン・ウェストフィールド
地域センターで護身術クラスの助手を務めるキャラ・ウェストフィールドと生後3か月の息子ヘイデンが失踪。失踪直前に火災報知器が鳴り、インストラクターは全員を避難させた。キャラも「後からすぐに行く」と言ったがそのまま姿を消していた。火災は発生しておらず、何者かが侵入して故意に作動させたらしい。
受講者の中にはDV被害者がおり、キャラはそのうちのひとりを支援していたが、最近彼女が殺されるという事件が起きていた。DV加害者である恋人は不起訴になったが、キャラは彼の犯行を確信して憤っていたという。また、産後うつで夫婦仲もぎくしゃくしていたようだ。
殺害されたDV被害者の父親が付近におり、キャラらしい女性がカーペットにくるまれてバンで連れ去られるところを目撃していた。その後、特徴の似ているバンから地域センターのカーペットが不法投棄されていたことがわかる。
ヴィヴィアンはキャラの夫ジョナの態度を不審に思い、帰宅して良いと言って尾行をつける。ジョナはキャラの車を売り払い、その代金を誰かに渡していた。バンを借りたのがジョナであるとわかり、ジョナはその場で逮捕される。
ジョナは昔、ブロディという仲間と強盗をはたらき、ブロディだけが逮捕されたことがあった。ブロディは出所後、ジョナに接触して「分け前をよこせ」と迫っていた。ジョナは家族の事情で金を使ってしまっており、時間をかせぐために火災報知器や狂言誘拐をでっち上げたのだ。目撃証人も協力者だった。
その後、ヘイデンは病院に保護されたことがわかるが、キャラは姿を消したまま。ジョナが白状した「隠れ場所」のモーテルには激しく争った形跡があった。キャラの友人のティムが近くにおり、「誰かがキャラを訪ねて来て、自分は赤ん坊を連れて逃げた。病院に預けて戻ったらキャラは消えていた」と言う。ブロディの所在が確認されるが、遠く離れた場所におり、誘拐に関わっている可能性は低い。
キャラの医療記録を調べたサムは、彼女自身もDV被害者であったことを知る。その時彼女と同居していたスティーヴン・オマリーは予備警察官。オマリーはずっとキャラを探しており、彼女の「誘拐」を警察無線で知って彼女を拉致したものと思われた。
オマリーの車内にある緊急無線を傍受すると、キャラとオマリーが言い争い、キャラがオマリーを攻撃して車から降りたような物音が聞こえた。FBIチームは地元警察と協力してオマリーの居場所を特定し、銃撃戦の末射殺。キャラはその場で無事に保護される。
暴力的な家族から逃げて生きていた女性が、事件の報道で居場所を知られてしまい……という展開は前シーズンにもあった。その時は、ニュースに出たからといってすぐに追手がかかるという所を少々不自然に感じたのだが、今回は元彼が予備警察官という設定。警察官ならば堂々と捜査できるので、その点は無理のない展開になったと思う。
しかし今回、キャラは火災報知器やバンで拉致されたように見せかける必要あった?という所はいまいち。ジョナはブロディに借りを返しているのでそもそも隠れる必要はない。もちろん、ブロディがそれで納得せずジョナの家族を狙うのではないかという危険は考えられたのだが、それはブロディの出方を見なければ判断できないし、狂言誘拐までする必要というのがわからない。ましてキャラの元彼は警察官なので、捜査対象になることは極力避けたいはずではないのか。
……というような消化不良の点はあるが、まぁ失踪(じゃなかったけど)者が無事に戻って良かった。ジョナは強盗の罪を逃れているわけだが、サムはどうやら見逃してやりそうだ。やはりマローンチームは犯罪者に甘い傾向がある。まぁでも、それを言ったらサム本人も(以下略)
使用楽曲
- To Build A Home by The Cinematic Orchestra
2026-03-20
