Law & Order S1-16 The Torrents of Greed, Part 2

Law & Order シーズン1 Law & Order

通算16話「欲望の奔流(後編)」
前編から3ヶ月。警察は地道に電話盗聴を行い、少しずつ証拠固めをし、ようやくボスの逮捕状を取るが……。

ロー&オーダー シーズン1 バリューパック

  • 監督:E.W. Swackhamer
  • 脚本:Michael S. Chernuchin
  • 原案:Michael S. Chernuchin, Michael Duggan
  • 初回放映:1991-02-19

People vs. Joe Pilefsky and Mario Zalta

前編から3ヵ月後。ピレフスキーとゾルタがスコルニック事件で訴追されていた。スコルニックは、納税印のないタバコを卸しに来た男はゾルタで、それを断った後ピレフスキーに襲われたと証言する。

地方検事シフは、マッキーが殺害前に拘束されたことを理由に、誘拐でビーガルとマスーチの電話盗聴の令状を取る。ビーガルはローレルという女性と接触。ローレルはNY市の住宅管理局に勤めていた。ビーガルは88年まで「最悪の大家」リストの常連だったが、ローレル・マクギンティが検査官になって以来は問題なし。だが実際に物件を調べると、条例違反の不備がいくつも見つかった。グリーヴィとローガンは、贈賄でビーガルを逮捕。

ストーンは取引でマスーチを得ようとするが決裂。だが盗聴記録から、マスーチがルフォらしき相手と話していることが判明。相手が本当にルフォであることを、ピレフスキーを脅して確認させる。ピレフスキーは証人保護プログラムを要求。マスーチは自ら命令を下すことはなく、常にビーガルが代行する。ビーガルはフランクを裏切ることは固辞するが、罪を軽くすることと引き換えにルフォとの接触方法を言った。

ルフォとビーガルが車に同乗したところを刑事が尾行するが、途中で妨害されて見失う。ストーンはビーガル夫人(マスーチの妹)からひそかに場所を聞き出し、大量の白骨死体を掘り出す。ビーガルの遺体も発見された。ビーガル夫人は証言を拒むが、マスーチを追い詰めるには他に方法はなかった。マスーチが保釈されたため、ストーンは別件で強硬に逮捕しようとするが、その矢先マスーチはヒットマンに射殺されてしまう。保釈金を払った妹は、その直後にマイアミへ飛んでいた。


前後編の後編ということで、オープニングのナレーションが通常のものではなく、前編のあらすじ説明のようになっていた。

電話の盗聴から材料を収集してじわじわと追い詰め、リベンジなるか? と思ったら結局マスーチは暗殺されてしまった。「こんな結末は望まなかった」とがっくり肩を落とすストーンと、その肩に手を置くシフの姿が印象的だった(タキシード姿かっこいいわ~)。

で、マスーチを暗殺したのは、妹が雇ったヒットマンということ……なんだろうなぁ。自分の手で夫の敵を討つために保釈金を払ったのか。警察・検察はここでも先を越されてしまったわけで、何ともスカッとしない終わり方だ。それがこのシリーズらしいような気もするが。

2007-03-11

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