BONES - Season 1 ====== #13 The Woman in the Garden ====== * 邦題:「家族の庭」 * 脚本:Laura Wolner * 監督:Sanford Bookstaver * 初回放映:2006-02-15 ---- ===== 事件概要 ===== ==== マリア・デュアルテ&オーガスティン・デュアルテ事件 ==== 信号無視で停止させた車のトランクから、白骨化した遺体が発見される。一度埋められた後に掘り出されたものと思われた。そこは、「リトル・サルバドル」と呼ばれる地域で、運転していた男の首には中南米系マフィア「マラ・ムエルト」のタトゥーがあった。男は拘束されるが、そこへ不審な車が走りながら銃弾を浴びせる。捜査員たちはあわてて地面に伏せ、車のかげに隠れて銃弾を逃れるが、男はその隙に乗じて逃走してしまう。 遺体はヒスパニック系の若い女性で、妊娠5週目。持っていたロザリオのデザインから、出身はエルサルバドルと思われた。死因は頭部への鈍器損傷。付着していた植物から、菜園に埋められていたことがわかる。ブレナンらは菜園に向かい、そこで別の遺体からと思われる屍蝋を発見する。 逃走した容疑者の靴からは水棲生物とともにフランクリニア・アラタマハという珍しい植物が検出される。植物園以外では、上院議員アラン・コーマンの邸宅にしか存在しない。コーマン議員は中南米勢力とのつながりが強く、自宅でもヒスパニック系の使用人を何人も雇っていた。容疑者はコーエン邸で働いていた庭師のホゼだった。ブレナンとホッジンスは庭を調べ、池のほとりで第2の遺体を発見する。 2人目は60代の男性で、女性の方と血縁関係があると思われた。おそらく父と娘で、父親は娘より半年以上早く、ガンで死亡していた。 ブースはマラ・ムエルトのリーダーに便宜を図り、見返りにホゼの身柄を提出させる。調べてみると、ホゼも遺体で発見された2名と血縁関係があるとわかる。埋められていたのは彼の父と妹で、不法入国したために死亡を届けられず菜園にこっそり埋葬し、改築のため菜園が掘削されることになったので、まず父親を掘り起こして議員の庭に埋めた。続いて妹を移そうとしたところを逮捕されたのだった。 マリアの頭蓋骨から復元した似顔絵を持って再度上院議員に事情を尋ねたところ、マリアは議員宅に勤めていたメイドで、議員の息子ローガンと親密にしていたことがわかる。マリアを撲殺した凶器は、ローガンのベッドの支柱であった。 だが、証拠の血痕は支柱の先端に付着しており、争って突き飛ばしても頭をぶつけるような体勢にはならない。ブレナンとアンジェラは3Dシミュレーションを繰り返し、脚立に乗っていたマリアが下から引っ張られて支柱の上に落ちたのだと判断する。マリアを死なせたのは、コーマンの執事ヘクターであった。ヘクターはマリアがローガンの子を妊娠したことを知り、中絶させようとしたがマリアは拒否。死なせるつもりはなく単なる事故だったという。 ---- ===== 感想 ===== ヒスパニックコミュニティが舞台なだけあって、CSI:Miamiで見かけた顔がちらほら。組織の名前もあっちが「マラ・ノーチェ」でこっちが「マラ・ムエルト」だし。敵対マフィアの役で登場した全身刺青男は、ホレイショとデルコの尋問で泣かされていた奴か!(確認のためにIMDbを見たところ、あの刺青は自前という記述が……) 菜園や上院議員の庭園など、風景も何だか南国風。それこそマイアミにでも来たのかと一瞬思ってしまったわ。ブレナンが脚立の上に乗って「手を引っ張ってみてください」と言ったのは、ヘクターに自白させるためのハッタリだった――んだろうなぁ、あれは。やはり。 鑑定のために世界中を旅してさまざまな経験をしているブレナンだが、エルサルバドルで「死の部隊」に拘束されたことがあったとは。例の元彼は、この時は同行していなかったのだろうか。そんな経験をしているブレナンが、マフィアのボスを叩きのめせばどうなるか想像できないのも変だけど、ラテン男たちが徒党を組んで女ひとりを襲撃ってのも変かも。マフィアのボスが女にやられたなんて、絶対に(特に自分の手下には)知られたくないことなのでは……。 シミュレーションの場面、議員とローガンの身長データが逆になっていた? --- //Yoko (yoko221b) 2008-09-23// [<>]