BONES - Season 1 ====== #15 Two Bodies in the Lab ====== * 邦題:「パートナーの危機」 * 脚本:Stephen Nathan * 監督:Allan Kroeker * 初回放映:2006-03-15 ---- ===== 事件概要 ===== ==== ジミー・クジーニ事件&ペニー・ハミルトン事件 ==== チェサピーク湾で男性の白骨死体が発見される。足をコンクリートで固められ、頭には銃弾の跡。6年前に失踪したマフィアのボス、ジミー・クジーニであると思われた。当時、クジーニはロマノという別の組織と敵対していた。FBIでマフィア犯罪を担当するケントン捜査官が、ブースとともに捜査の依頼に訪れる。 その後、ブレナンはブースとともに別の現場へ。鎖でつながれたまま、身体のほとんどを野犬に喰われた女性の遺体が発見されたのだ。拘束して両目を抉り出すという手口から、ブースは2年前に発生した別の事件を思い出す。その事件ではケヴィン・ホリングスという男が容疑者になったが、結局証拠が不十分で起訴できなかったという。 その夜、ブレナンは何者かに銃撃され、あやうく殺されそうになる。ブースとケントンは、マフィアによる脅しの可能性が高いとして、調査から降りるようブレナンを説得するが、ブレナンにそのつもりはさらさらなかった。 女性の被害者の身元は、19歳の女子学生ペニー・ハミルトンと判明。身体はナイフで切られていたが、目を抉り出した凶器はもっと鈍くギザギザのある凶器と判明。ブレナンは、ホリングスの自宅にあった膨大な鍵のコレクションを思い出す。やがて、コレクションの中から傷跡と一致する鍵が発見されるが、薬品に浸されて血痕やDNAは残っていなかった。 一方クジーニの事件では、アンジェラが頭蓋骨の弾痕から、銃弾の旋条痕を復元しようとする。 ブースはブレナンを警護するため自宅へ同行するが、そこで冷蔵庫を開けた途端に爆弾が爆発。ブースは重傷を負う。爆弾に使用された硫黄が、ホリングスの勤務先の薬品会社で使用する物であることがわかり、ケントンとブレナンはホリングスの自宅へ急行。だがホリングスの姿はなく、監禁場所近辺の地図が発見される。 ホッジンスから事情を聞かされたブースは、地図が残されていたことを不審に思う。硫黄のことと併せて、ホリングスらしからぬミスだったからだ。ブースは、それがクジーニ殺害犯人によるワナであり、仕掛けたのが他ならぬケントン捜査官であることを知る。クジーニの事件当時、ケントンはロマノの組織に潜入していた。自分の他にはケントンだけが両方の事件の詳細を知ることができた。ブースはケントンを緊急配備し、自分も病院を抜け出して現場へ向かう。目撃者の通報によりケントンとブレナンの居場所が判明し、まさにペニーと同じ手口で殺害される寸前のブレナンを救出する。 ---- ===== 感想 ===== ブースが! 爆弾でボロボロになりながらも必死でブレナンを守ろうとするブースが健気~。 ラストの救出劇でクライマックスが来てしまい、肝心の事件の真相がいまいち中途半端だったような気がするのだが、結局クジーニの殺害はケントン捜査官、ペニーと2年前の事件はホリングス? で、ケントンがブレナンの部屋に爆弾を仕掛け、ホリングスを殺害して遺体を隠し、逃亡に見せかけたということで良いのかな。 銃撃もケントン? でもケントンが危機感を感じたのは、頭蓋骨から銃弾を特定されたら自分の犯行がバレてしまうということだったはず――銃撃はケントンがそれを知る前ではなかったっけ。それに、ブレナンを始末してもアンジェラがいれば意味ないような。 黒幕がケントンなのは、お約束というか伝統的な犯人ポジションという印象。Recurringで登場してきたわけでもないのに妙に親しい同僚が突然登場したら、要注意ですわよ。そうか、「古典作品はバカにできない」というブレナンの台詞はこの伏線だったのか?(まさか) それにしても頭蓋骨の弾痕から旋条痕を復元するというのは、可能なのだろうか。同じ銃でぶち抜いた物同士を比較するというなら、まだ想像できるのだけど……。 --- //Yoko (yoko221b) 2008-09-23// [<>]