BONES - Season 3, Episode 9 ====== #52 The Santa in the Slush ====== * 邦題:「クリスマスの奇跡」 * 脚本:Elizabeth Benjamin, Scott Williams * 監督:Jeff Woolnough * 初回放映:2007-11-27 ---- ===== 事件概要 ===== ==== クリストファー・クリングル ==== 下水溝の中で、サンタクロースの衣装を身に着けた男性の遺体が発見される。頭蓋骨の痕跡から、頭を強く殴打されて殺害されたことがわかる。指紋から氏名はクリストファー(クリス)・クリングル、職業はサンタクロース。玩具屋の2階に部屋を借りて住み、部屋の中はクリスマスの飾り付けや玩具で埋めつくされていた。だが箪笥の中の隠しスペースを見ると、そこには大金が隠されていた。 クリスは「テンプ・タイム」という派遣会社で働いていた。テンプ・タイムはサンタや妖精の派遣業をしており、なかでもクリスは一番の人気者であり、サンタ仲間からも好かれていた。通常、サンタの派遣は12月だけだが、クリスは1年中サンタ役を勤めていた。だがクリスマスイヴだけは休暇をとっており「世界中の子どもたちにプレゼントを配るのか」と同僚たちにからかわれていたという。 クリスの衣装からツバメの巣の成分が検出され、彼は中華レストランの近くで殺され、そこから下水を流れて来たらしいとわかる。ある料理店の裏が犯行現場とわかり、その店のゴミ箱からは、空の財布が発見される。サンタに財布をすられたムーサは、後でそのサンタを見つけ出して殴ったという。 傷の形状と残留物から、凶器は真鍮でできた三日月形の物と判明。シミュレーションの結果、三日月形と思われた形は、円形の物で斜めから殴ったとも考えられた。それに該当する物質はサンタが使用するベル。テンプ・タイム社で調べた結果、凶器のベルは判明するが、ベルは共有で皆適当に使っているので、誰が犯人かはわからない。ブレナンは代わりにサンタクロースの衣装の臭いを調べ、ツバメの巣のスープの上で転んだサンタ、ジェフ・マンテルを特定する。実はスリはジェフの方で、クリスがそれを咎めたために争いになったのだった。 ---- ===== 感想 ===== シーズン1の「過去からのプレゼント」に続くクリスマスエピ。季節感と優しい雰囲気が感じられた点が良かった。ヤドリギの下でキス――は、私には少々やりすぎな感があったけど。 2年前、両親に去られた孤独な少女のような素顔をのぞかせたテンペランスが、父親との再会や葛藤を経てようやく「家族」でクリスマスを祝えることになった。ブレナンのキャラクターの変遷とともに、BONESというシリーズ自体も成長してますます安定を見せるようになった今シーズン。何だか色々な点でしみじみしてしまう。 ホッジンスが見つけて大喜びしていたGromphadorhinaは、CSIの主任が大好きなマダガスカルゴキブリ。ちょっと検索してみたところ「ゴキブログ」というブログを見つけて感動(タイトルどおりのブログなので苦手な人は見ちゃダメ)。ゴキちゃんにこんなに色んな種類があったとは、すごいっ。 * [[http://www.cic-net.co.jp/blog/|ゴキブログ]] それはそうと、ママの彼氏を「キャプテン・ファンタスティック」と呼ぶのは失礼で、ブレナンを「ボーンズ」と呼ぶのはOKなのね。前者にはちょっと揶揄するようなニュアンスがあるのかな? 日本だと「ブレナン先生」と呼ばせるところだろうけど、アメリカだとファーストネーム呼びが当たり前だから良いのだろうか。 ところで、このエピの感想、最初に書き出した冒頭部分は「3月に観たのでちょっと季節はずれだったけど、クリスマスらしい良いエピソードだったと思う」だったのだが、「過去からのプレゼント」の感想がほとんど同じ書き出しだったことに気づいて急遽書き直し。エピガイ&レビューもこれだけ重ねてくると、パターンも出尽くすってもんだわ。実際季節はずれだったしクリスマスらしい良いエピだと感じたのも確かなんだけど。 --- //Yoko (yoko221b) 2009-03-31// [<>]