CSI - Season 7, Episode 21 ====== #162 Ending Happy ====== * 邦題:「ゾンビボクサー」 * 脚本:Evan Dunsky * 監督:Kenneth Fink * 初回放映:2007-04-26 ---- ===== 事件概要 ===== ==== ハッピーことロレンゾ・モラレス ==== 郊外にある「シュガーケイン牧場」という売春宿で、元ボクサーのロレンゾ・モラレス(通称ハッピー)がプールの中で死亡。頭に殴られた痕と、喉に銃創のような穴が2ヶ所あった。その宿を経営するビンキーはハッピーをもう一度リングに立たせようと面倒を見ていたが、当のハッピーはトレーニングもせず、娼婦たちに手を出しては嫌われていたらしい。 検死の結果、頭部の傷には「IN CH」という文字の痣があり、「MADE ''IN CH''INA」の刻印があるバールで殴られたことがわかる。娼婦のひとりドリーマはハッピーをバールで殴ったことは認めたが、ハッピーは殴られてから歩いて部屋を出たと主張する。 喉の傷は銃創ではなくボウガンで射抜いた痕と判明。喉を貫通したため、穴が2つあったのだ。バーテンのコナーは「ハッピーから女の子たちを守るため」ボウガンを撃ったと認めるが、喉を撃たれても死ななかったと主張。 さらに、ハッピーが甲殻類にアレルギーがあり、アナフィラキシーショックを起していたことがわかる。それで気道が塞がりかけていたのが、矢で射抜かれたため、かえって命拾いをしたのだ。オーナーのビンキーは妻ドリスとハッピーの仲を疑っており、こっそりドリスに甲殻類を食べさせた。その後にドリスがハッピーにオーラルセックスをしたため、尿道からアレルゲンを摂取してしまったのだ。 その後、ハッピーの遺体からはさらにヘビ毒が検出される。また、ヘビ毒が入った注射器が捨てられているのも発見され、ドリーマのDNAが検出される。ドリーマはハッピーの暴力に耐えかね、コナーと共謀してヘビ毒を注射したことを認める。 すなわち、時系列に沿って整理してみると、ハッピーは - ドリーマにヘビ毒を注射される - へろへろの状態でドリスに誘われ、オーラルセックス - 甲殻類アレルギーでアナフィラキシーショックを起す - コナーにボウガンで撃たれて命拾いし、エピネフリンを打つ - ドリーマの部屋へ仕返しに行って殴られる - 再びへろへろになりプールサイドへ - 座った椅子が壊れてプールに転落 結局、ハッピーが死に至った直接の原因は「椅子が壊れた」ということになり、ロビンス医師は検死報告書に死因として「不明/心停止」と記入する。 ---- ===== 感想 ===== あっはっは……もう笑うしかないや。どんだけ死なないのハッピー。前シーズンのマイアミで似たような話があったけれど、そういう類似性(ネタかぶり)はもう気にしないことにする。元ネタをさかのぼればラスプーチンまで行き着くみたいだし。 グリッソムがハッピーと「ラロイ・スティールの対戦を見た」と言っていたが、このスティールはシーズン3の「ラスベガスの掟」で死亡した被害者のことだろう。ということは、"a couple of years ago" よりもっと前では? それにしてもこの邦題はどうにかならないのか……検死台の上でむっくり起き上がってロビンス先生と戦うとかならともかく、なかなか死ななかったというだけで、どう見てもゾンビじゃないだろ! 【追記】バーテンのコナーって、シーズン4の「喪失 傷だらけの屍」に出てきたコナー・フォスターだったのか(役名も役者も同じ)! 全然気がつかなかった~。しかもこの彼、また同じ役でシーズン9にも登場するらしい。前シーズンくらいから、こういうのがちょこちょこ出るようになったよね。 --- //Yoko (yoko221b) 2008-10-31// [<>]