CSI: Miami - Season 4, Episode 4 ====== #76 48 Hours to Life ====== * 邦題:「獄中48時間の真実」 * 脚本:Marc Dube, John Haynes * 監督:Norberto Barba * 初回放映:2005-10-10 ---- //At the end of the day, the truth, Tobey ... the truth is all we have.// ===== 事件概要 ===== ==== パトリス・ボランド殺害/ダリル(名字不明)殺害 ==== ヨット上で持ち主の女性パトリス・ボランドが射殺された。トリップ刑事は現場から逃走しようとする若者トビー・ホリンズを発見し、その場で逮捕。ほどなくトビーは自分が殺したと自供し、拘置所に送られる。 しかし現場を調べると、血痕はすでに乾きかけており、犯行後かなり時間が経っていることがわかる。さらに、ボートにはパトリス以外の女性が乗っていた痕跡があった。犯行に使われた拳銃はパトリスの夫マイケルの物。マイケルは男性の恋人ができたため離婚しようとしていた。マイケルのコンピュータの筐体の中からは、トビーがパトリスに宛てたラブレターが発見される。 パトリスはヨットを売ろうとしており、その日はジーナ・ランキンと恋人のスティーヴ・ゲーブラーがヨットを見に来ていた。ジーナの話では、スティーヴが拳銃を見つけて発砲し、船を盗もうとし、ジーナは彼とともに逃げたと言う。しかしスティーヴはジーナが撃ったと主張する。 その頃、拘置所では暴動が発生し、トビーと同じ房にいたダリルという男が刺殺されていた。ダリルはトビーの靴を履いており、その靴底からは銃弾の薬きょうが発見される。 薬きょうの指紋から、撃ったのはスティーヴの方と判明。だが、パトリスは撃たれて死んだのではなく、撃たれた後窒息させられたことがわかっていた。トビーの服を調べると、ポケットには「M.E.B」のイニシャルが入った、血のついたハンカチが入っていた。それはパトリスの夫マイケル・ボランドの物だった。マイケルはパトリスが勝手にヨットを売ろうとしたことに怒り、彼女を窒息死させたのだ。マイケルのリストバンドには、パトリスが血を吐いた時の、気泡の入った血痕が残っていた。 一方、拘置所の事件を捜査していたカリーとウルフは、トビーがダリルから性的暴行を受けていたことを知る。トビーはトリップ刑事の強硬な取調べに音を上げていったんは犯行を自供したが、拘置所の恐ろしさは予想もしていなかった。ダリルにレイプされた後、トビーは食事に出たターキーの骨を削って凶器を作成し、自分の身を守るためにダリルを殺したのだった。 ---- ===== 感想 ===== 最近ボートが多いな……ま、いいか。 犯罪現場で、血まみれの服で逃げ出した若い男。このトビーが逮捕され、連行される時のホレイショの表情は明らかに「彼は無実だ」の顔。その時にもう結末が語られてしまっているというのはどうなんだろう。ホレイショの判断が間違っていてはいけないのだろうか(いけないのかもしれない)。証拠は二転三転するものの、結局トリップの「刑事のカン」が当たってました――ということにはならないのね。もっともそれだと、ベガスのシーズン5にあった某エピと同じになってしまうけど、でもトリップの使われ方が何だか気の毒だなぁ。それに、あのフラッシュバックでの取調べ、そんなに怖くなかったし(ホレイショの脅し方の方がもっと問題じゃないのか?)。 疑問に思った点としては、まずスティーヴの指紋がいつ薬きょうについたのかということ――あれは被害者が持っていた銃をたまたま見つけただけだし、撃つ前についた指紋は発砲の熱で消えるはず(と、シーズン1でヘイゲンとカリーが話していた)。ということは、撃った後、しかも火傷しない程度に薬きょうが冷えてから触ったことになる(いつ?何のために?)。それから、パトリスがラブレターをなぜあんなややこしい所に隠していたか、という所かな。 今回のエピでいちばん面白かった場面は、ウルフとお人形さんのツーショットだった。なんか可愛い。 --- //Yoko (yoko221b) 2006-12-22// [<>]