CSI: Miami - Season 8, Episode 10 ====== #177 Count Me Out ====== * 邦題:「爆風トラウマ」 * 脚本:Marc Dube * 監督:Marco Black * 初回放映:2009-12-07 ---- ===== 事件概要 ===== ==== クリストファー・ペレーズ ==== ジェシーとウォルターがバスケットボールをしていると、車を追跡中のパトカーが通りかかる。その先は行き止まりなので、2人は車を追って加勢する。車で逃走していた2人組のうち1人は逃亡し、運転していたケヴィン・ヘンズラーがその場で逮捕される。車のトランクには、頭から血を流す男性の遺体があった。 被害者は国勢調査員のクリストファー・ペレーズで、死因は薬物を摂取したことによる窒息死だった。カリー、ウルフ、ナタリア、ジェシーの4人は手分けしてペレーズが最後に調査した地区で聞き込みを行う。カリーとジェシーはポーラ・オルセンという女性でメイドのマリーに話しかけるが、役人嫌いのオルセンに怒鳴りつけられる。 一方、ウルフとナタリアは差し押さえ物件へ。一見空き家のようだが、ペレーズの遺体に付着していた物に似た断熱材が見えたため、ホレイショに連絡してから屋内へ。そして奥の部屋へ行くとそこにはメタンフェタミンの製造工場らしき設備があった。火が燃えていることに気づいた2人はあわてて退避するが、爆発が起きて2人は負傷。駆けつけたホレイショに救助される。 その物件が差し押さえられる前の持ち主は、逮捕されたケヴィンの父親。ケヴィンは追及に対し「テック」という売人に頼まれてメタンフェタミンを作っていたことを認める。製造所がもう1ヶ所あることがわかり、ジェシーとウォルターが向かう。 ウルフは空き家の爆発が化学反応ではなく爆弾で起きたことを知り、ジェシーらに連絡するが、その時すでに彼らはトラップを踏んでしまっていた。だがジェシーがとっさの判断で時限装置を破壊して事なきを得る。 ケヴィンは爆弾のことは知らなかったと主張するが、ペレーズを殴って監禁したことは認める。テックに命じられるままにペレーズを縛り、30分後に様子を見たら死亡していたという。 空き家の爆発現場ではスカーフが発見されていた。カリーはそれを見て、オルセン家のメイド、マリーが身に着けていたスカーフを思い出す。それはやはりマリーの物で、彼女は隣のケヴィンと秘かに愛し合っていた。彼女はハイチからの移民で「家で働けば学校に行かせる」と言われたが、学校は行けずひたすら奴隷のようにこき使われるだけ。ケヴィンはマリーを愛し、悲惨な境遇から救い出すために薬物製造に手を染めたのだった。 マリーの供述からテックの活動地域がわかり、テックはその地区で逮捕される。空き家のスカーフからはペレーズの唾液と殺鼠剤が検出され、2人のうちどちらかがペレーズに無理やり薬を飲ませたことがわかる。スカーフから指紋は検出できなかったが、金粉を使った特殊な方法を試したところ、部分指紋の検出に成功。ペレーズを殺害したのはテックの方だとわかる。 ---- ===== 感想 ===== 冒頭、いきなりジェシーがウォルターに銃を向けて撃った! と思ったら話は8時間前に遡る。バスケをしていた2人の前にパトカーが現れ、追われていた車のトランクからは国勢調査の役人の遺体。 国勢調査、日本では昨年(2010年)あったばかりだが、用紙を受け取って記入して郵送して終わり。でも場所によっては危険なこともあるのだろうか。また、差し押さえ物件の空き家だと言っても、本当に誰も住んでいないのか確認せずに素通りすることもできないと思う。フロリダ州でのやり方は知らないが、国勢調査はホームレス等も含めてその場所に居住している全員を対象とするのが基本だから。 それはともかく、そこに仕掛けられていた爆弾でナタリアとウルフが負傷し(ウルフはこういう目に遭うことが多い)、次に別の密造場所へ出かけたジェシーとウォルターが同じ方式の爆弾を仕掛けられるが、ジェシーが起爆装置を銃で撃って破壊――これが冒頭場面だったわけだ。火花が出て爆薬に引火する危険はなかったのだろうか。エバグレーズのクマ騒動といい、くジェシーはいつも美味しいところをさらって行くなぁ。彼に弱点はないのか? ナタリアの耳はこの後も引っ張りそう。シーズン4のウルフの視力問題を思い出す。 今回はオレンジ系の服(朱色~オレンジ~黄色)が多かったと思うが、こういう衣装の色合わせも久しぶり? それとも私が気づかなかっただけかな? ---- ===== 使用楽曲 ===== * Absence by Clark --- //Yoko (yoko221b) 2011-10-04, 改訂 2015-02-16// [<>]