CSI: NY - Season 5, Episode 14 ====== #106 She's Not There ====== * 邦題:「探しつづけて…」 * 脚本:Pam Veasey, John Dove * 監督:Nelson McCormick * 初回放映:2009-02-11 ---- ===== 事件概要 ===== ==== アドリック・フェドルク ==== タイムズスクエアで観光客らしい男性が胸をナイフで刺されて殺害される。身体の特徴からウクライナの出身と思われた。胸の傷から梅の枝の痕跡が発見され、この季節に新年の飾りで梅を使うチャイナタウンにつながる。凶器の持ち主はサミー・チェンとわかるが、サミーと相棒のジョディは、強盗をして財布を奪っただけで殺してはいないと主張。財布は彼らの供述した場所で発見され、被害者はやはりウクライナ人で氏名はアドリック・フェドルクとわかる。財布からは待ち合わせのメモと手紙が発見されるが、手紙は雨に濡れて大部分が判読不可能。 待ち合わせの場所へ向かうと、そこにいたのは警視のジリアン・ウィットフォードだった。フェドルクは渡米して行方不明になった娘のラニを探しており、NY市長に手紙を書いたことがきっかけでウィットフォードに面会することになっていた。 手紙の内容を部分的に復元したところ、娘が父親に助けを求めていたらしいとわかる。切手からは、クラブを経営するウィリー・バートンのDNAが検出されるが、バートンは頼まれて手紙を出しただけだと主張する。 一方、フェドルクのトレーナーの痕跡を精査した所、強盗に襲われた後に何者かが脇を抱え、助け起こすと見せかけてナイフで致命傷を負わせたらしいとわかる。その痕跡からマスタード倉庫跡が浮かび、警察が急行する。倉庫跡には大勢の女性が暮らしていた跡があったが、本人たちの姿はない。1人だけ、置き去りにされたらしいケイティという女性がいたが、ケイティも隙を見て逃走してしまう。 どうやらラニを拉致したのは大掛かりな人身売買組織で、フェドルクはその組織に近づきすぎたために殺害されたものと思われた。 倉庫で採取した毛髪を分析した結果、囚われていたのは十代から二十歳前後の若い女性たちばかりで、薬物を摂取させられていたことがわかる。うち1名はFBIの失踪人データベースに登録されていたため、タラ・ハビスという氏名が判明。父親によると、タラはキャロリンという女性と同行したという。 フラックはバートンを使って囮捜査をさせようとするが、ウィットフォードが感情的になり捜査に介入。その態度を不審に思ったマックが話を聞き、ウィットフォード自身の姪が同じように拉致されて行方不明になったことがわかる。 結局ウィットフォードはマックを信頼して捜査を任せ、ウィリーは囮捜査で売人のニモを誘き出す。ニモの情報から組織の隠れ家がわかり、女性たちは無事に保護される。その中にはラニや、データベースに登録されていたタラの姿もあった。タラは、キャロリンにだまされて連れて来られたと言う。その頃父親が作成した「キャロリン」のモンタージュが完成し、キャロリンの正体はケイティであったとわかる。 ---- ===== 感想 ===== 100話「私の名はマック・テイラー」で登場したウィットフォード警視が再登場。姪が行方不明とかそういう個人的な話をからめる必要はあったのだろうか。警察上層部の人が出てきて、実は個人的な関わりがあるとわかって……って、何か既視感があると思ったら、前シーズンの「告白」だな。その時もジェラード警視の娘が事件に関わっていた。その時に比べると今回のウィットフォード警視はまだ話がわかるというか、肝心な時に冷静になれる人のようだ。 事件の方は……人身売買同然に東欧から連れて来られ、監禁されて売春を強要され、それを父親が助けに来て……っていう展開。マイアミによくあるよなぁと思ったけど、よく考えるとマイアミだけじゃないわ。他のドラマにもいろいろあって、何だかありがちすぎてどこで何回見たのかもう思い出せないわ。 そういえば今回はアダムがいなかったような気がする。 ---- ===== 使用楽曲 ===== * Prince of Peace by School of Seven Bells (検死場面) --- //Yoko (yoko221b) 2015-01-04// [<>]