CSI: NY - Season 6, Episode 5 ====== #122 Battle Scars ====== * 邦題:「傷」 * 脚本:Bill Haynes * 監督:Jeff T. Thomas * 初回放映:2009-10-21 ---- ===== 事件概要 ===== ==== ジェシー・ルイス、ブルック・ホルワース ==== ホテルのスイートルームに宿泊していた男女が襲われる。ジェシー・ルイスは腹部を打たれて部屋で死亡。ブルック・ホルワースは頭を殴られて重傷を負うが命に別状はなく、自力でフロントまで降りて助けを求めた。 ジェシーの部屋には大量の紙幣が残されていた。彼はストリートダンサーで、ダンス競技会で優勝して賞金を得ていたのだ。ジェシーに敗れて2位になったダンサーに疑いがかかるが、ブルックは事件当時の記憶を失っており、犯人を見分けることができなかった。現場からは、犯人の物らしいスキーマスクと身元不明の指紋が発見される。 ジェシーの銃創は貫通していないのに銃弾は見つからず、検出できたのは金属粉のみ。調べてみると訓練用の模擬弾に使用される物だった。固形の弾丸ではなく金属粉でできた弾なので、身体に当たって弾け、粉だけが残ったのだ。その銃弾を使用している教室に行ったところ、ジェシーはそこの生徒であることが判明し、自分の銃で撃たれたらしいとわかる。模擬弾でも至近距離から人体に直接当たれば十分に殺傷能力がある、とはいえ護身用に模擬弾を持ち歩くのは不自然。 身元不明の指紋は、ジェシーの親友でビジネスパートナーのニック・エマーソンの物とわかる。ニックは「ホテルの部屋で優勝を祝い、自分は先に帰った」と主張するが、ブルックも事件直前のことを思い出し「ニックはいなかったと思う」と言う。実際に部屋で一緒に過ごしたならその他にもさまざまな痕跡が残るはずだが、指紋以外には何も見つからない。さらに、スキーマスクに付着していた毛髪も、ミトコンドリアDNAがニックと一致する。 ニックはようやく「自分が殺した」と認めるが「ジェシーに頼まれたからだ」と言い出す。 ジェシーは以前にも強盗に遭ったことがあり、その時は有力な容疑者サンティアゴがいたが、面通しで犯人を特定できず逮捕には至らなかった。記録には残っていなかったが、実はその時ブルックも一緒にいたのだ。ジェシーはその時、ブルックを守れなかったことを恥じ、軽蔑されているのではないかと思い悩んでいた。そしてニックに頼んで狂言強盗をやり、勇敢に撃退して信頼を取り戻そうと計画したのだ。模擬弾なので大丈夫と思っていたがジェシーは死亡し、ブルックがつかみかかってスキーマスクをはぎ取ったため、パニックを起こしたニックはブルックを殴ってしまう。事件の後、謝罪して自首しようと思ったが、ブルックが記憶を失っていることを知り、なかったことにしようと考えたのだった。 ステラは「最後にひとつ、してほしいことがある」とブルックに面通しを頼み、サンティアゴは逮捕される。 ---- ===== 感想 ===== 証拠をたどり容疑者に到達。容疑者は罪を認め「実はこういう事情があった」と言い出し、全貌が明らかに……という、よくある展開のエピソード。最近の流行がアクセント的に紹介されるのがNYらしさ、かな。今回はストリートダンスだが、ダンス場面が少々長すぎ。終わってみれば、別にダンスでなくても良かった話だし……。 前回立ち上がれるようになったダニーは、杖で歩けるようになったようだ。フラックのトラウマは一回休み。コンパスキラーは新聞で騒がれ始めているようだが、表立った動きは見られない。リンジーとシド先生はなぜか出番なし。リンジーはアンナさんの育児休暇か? 11月Sweepsに入る前の箸休め的なエピだったのかもしれない。11月に入るとトリロジーはあるし、コンパスキラーもまた動き出しそうなので、色々忙しくなりそうだ。 ---- ===== 使用楽曲 ===== * "Disastro" by Sonny J * "Beggin'" by Madcon * "Back In Time" by VV Brown * "Moonlight Serenade" by Frank Sinatra --- //Yoko (yoko221b) 2013-01-19// [<>]