Dexter - Season 3, Episode 11 ====== #35 I Had a Dream ====== * 邦題:「友情の意味」 * 脚本:Charles H. Eglee, Lauren Gussis * 監督:Marcos Siega * 初回放映:2008-12-07 ---- ===== 概要 ===== 車に閉じ込められたデクスターは、ハリーの幻に励まされながら何とかテープを外して自由になり、扉を開けた犯人にパンチをお見舞い――したところ、相手は何とマスオカ。そこはデクスターのバチェラーパーティ会場だったのだ。ミゲルはパーティ会場で、花婿の付添い人としてスピーチを行う。 デボラはアントンとの交際について「もっとちゃんとした相手と付き合うべきでは」真剣に悩む。デクスターはデボラと話すうちに、ハリーが情報提供者と浮気していたことを話す。デボラは資料室へ行き、現担当者に「ハリーの情報提供者について知りたい」と頼み込む。 デボラは、アントンの「キングが自分の小銭を取って行った」という供述から、キングが公衆電話を使ったと判断し、通話記録を調べる。キングが使っていた小屋は、携帯電話の電波が入らない地区にあったのだ。 ラグェルタはミゲルを食事に招き、隙を見て車から残留物を採取。ミゲルは帰り際に、車を調べられたことに気づく。 ラグェルタはミゲルの車から採取した毛髪をデクスターに渡し、過去10日間の被害者と比較するよう依頼する。毛髪はエレンの物と判明し、ラグェルタはミゲルの車から密かに証拠を採取したことをデクスターだけに打ち明ける。ラグェルタはデータ照合のために自分のアクセスコードを使用するが、その動きはミゲルによってモニターされていた。 デボラはキングの通話記録から、冬だけマイアミに住むニュージャージーの顧客の存在をつかむ。キングはその客の自宅が現在は空き家であることを知っているはず。現場へ行ってみると、案の定そこにはキングの姿が。キングはクインに怪我をさせて逃走する。 デクスターはミゲルの宿泊しているホテルの部屋に忍び込み、彼がすでにラグェルタの殺害計画を立てていることを知る。 その晩、ラグェルタ宅に忍び込んだミゲルは、留守電に入っていた「ミゲルとエレンのことで話したいので、カフェに来てほしい」というデクスタ ーからの伝言を聞いてあわてて部屋を出ようとするが、そこに待ち構えていたデクスターに注射を打たれて昏倒する。 いつものようにミゲルを拘束したデクスターは、オスカー殺しを告白してミゲルの首を絞める。 ---- ===== 感想 ===== デクスター拉致事件。皮剥ぎ犯かと思ったらバチェラーパーティか! マスオカさんを殺してしまわなくて良かったね。花婿の親友・付添い人としてスピーチを行うミゲルと、笑いながらそれを聞くデクスター。この2人が心の中では殺意を抱き合っているのかと思うと寒々とした光景だなぁ。 ミゲルはデクスターの始末をキングに任せて自分はラグェルタを始末しに出かける。だが、デクスターの偽伝言を聞いてあわてた所を注射でぶすり――デクスターにしてみれば、何度もやってきたことだろう。そこは彼の方に分があったということか。ミゲルのことはキングの手口を真似て首を絞めて殺しているが、こういう殺し方は初めてかな。キングがまだ捕まっていなくて良かったね。絞殺でも「ラップでぐるぐる巻き」の儀式はやはり必要なのね。ミゲルに「獲物の気持ち」を感じさせるためでもあったのだろうか。 ともあれ、ミゲルとの対決はこれで終了。あれ、もうフィナーレでやることないじゃん。結婚式ぐらいか? クインの正体は結局あまり本筋に絡んでこなかったけれど、そういえば前半の方で高級車に乗っているとかいう場面があったっけ? でも内部監査が調べているのは、麻薬課時代に同僚が自殺した件だったわけで……お金持ちのおじさんがいて遺産が転がり込んできたというのは、何だかいかにも嘘くさいのだが、今シーズンはもうクインの話にさく時間はなさそう。 ところで花婿の付添い人って女性でもいいの? Best Man ならぬ Best Woman? ベストウーマンなら、それはデボラがぴったりだけど、エンジェルあたりがベストマンでもいいような気がする。 --- //Yoko (yoko221b) 2009-12-07// [<>]