====== Chapter Seven ====== * 脚本:Doug Palau * 監督:Donna Deitch * 初回放映:1995-11-09 ----- ===== 概要 ===== 検察側がニールに不利な証人を押さえているという情報がメディアにリークされる。その証人は、ニールが警察に語ったよりも数時間後に彼がジェシカのアパートにいたことを知っているらしいが、検事は予審でその存在を開示しなかった。ホフマンは、検察側の証人全員についてありとあらゆることを調べるよう指示する。 リサはダレン・バトラーという少年の事件を担当する。ダレンは従兄の葬儀で、敵対するギャングのメンバーを射殺した。ダレンの兄は「スムースG」という人気ラッパーだった。 ホフマンは謎の証人についてグラッソを問い質す。その証人は、レスター医師のクリニックに勤める看護師のスーザン・ドミニクだった。ホフマンが会いに行くと、スーザンはニールから電話を受けたことを認めた。レスターはその電話で「ジェシカを殺した」と聞いたが、主治医として守秘義務があるため、証言はしないと言う。 ホフマンはスーザンの証言内容についてニールを問い質すが、ニールは正確なところは覚えていなかった。ニールがリチャード・クロスから「司法取引に応じてはどうか」と言われていたこともわかり、ホフマンは「私以外の誰も信用してはいけない」と釘を刺す。 ホフマンは、グラッソ検事が事件の担当を降りるというニュースを聞く。グラッソは検察側のリーク元が地方検事のガーフィールドであることを知って彼と対立し、事件を降りることになったのだと説明する。腕利きの検事が降りることは、弁護側にとっては有利なはずだがホフマンは慰留する。一連の騒ぎはグラッソとガーフィールドの駆け引きであり、グラッソがすぐに復帰することをホフマンは見抜いていた。ホフマンの言葉どおり、グラッソはその後すぐ、事件の担当に返り咲く。 ホフマンは事務所からのリーク元を知る。秘書のルイスが、レポーターのコニー・ダルグレンのアパートからシドニーが出て来るところを見たのだ。シドニーはコニーに誘惑されたことを認めた。ホフマンは、この失敗をバネに良い弁護士になるようにと助言する。 リサは法廷で、ダレンが亡くなった従兄と同様、敵対勢力に命を狙われていたことを述べ、正当防衛を主張する。ダレンは父を知らず、母は麻薬の過剰摂取で死亡、兄や親類たちもギャングの抗争で大勢失っていた。彼自身も何度か襲撃を受け、夜は金属製のバスタブの中で眠るほど。判事は弁護側の言い分を認め、兄の監督の下で300時間の奉仕活動を行い、18歳になるまで保護監察官と毎週面談するよう言い渡す。リサは、ダレンにとっては少年院に入る方が安全だったのではないかと悩む。 ホフマンは残業中のクリスに「恋人をつくったらどうだ」と勧める。クリスとリサが恋人同士であることを彼は知らないのだった。 ---- ===== 感想 ===== 「こんな人も出ていました」シリーズ、今回はやはり、CSI:NY のシェルドン・ホークスことヒル・ハーパーさんですね! 95年の作品だから、CSI:NYで検死官になる9年前ぐらいかな。人気ラッパーの「スムースG」で、被告人(てまだ子どもなんだけど)の兄という役。ガラの悪いラッパーが何人も登場して、ストリートスラングを連発するのだが、スラングと言っても The Wire に比べたらまだわかりやすい。やはりネットワーク局だからかな。それでもダレンの育ってきた環境はかなり衝撃的。リサが悩むのも無理はない。 ジェシカ事件の方は、ニールに不利な証拠がいくつも出てきて、視聴者の印象としてはレスター医師への疑惑がいちだんと深まってきた感じ。 --- //Yoko (yoko221b) 2008-05-05// [<>]