====== Chapter Fifteen ====== * 脚本:Charles H. Eglee, William M. Finkelstein * 原案:Steven Bochco * 監督:Randall Zisk * 初回放映:1996-02-19 ----- ===== 概要 ===== 判事は検察の主張を受け入れ、グレアム・レスター医師の召還を許可する。レスター医師は証言台に立つものの、セッションの記録を読み上げることは、守秘義務に反するからと拒否する。判事は、法廷侮辱罪で医師を拘束するよう指示。 審理の合間にも、陪審員の間に三角関係が生じ、ホフマンは別居、アーノルドとジュリーは尋問の予行演習中についその気になってキスしたりと、さまざまな事が起きる。ホフマンは法廷コンサルタントとともに、陪審員が交代した場合の影響とその対策を話し合う。 レスターの証言については、高裁(Court of Appeal)で審理された結果、証拠として採用されることになった。恋愛問題で争っていた陪審員はいずれも交代させられることなく陪審員を継続する。 レスター医師自身は、高裁の決定後も証言を拒否し続けると表明していたが、留置場の暮らしに耐え切れず、結局証言を決意。また、陪審員も逢引現場を写真に撮られてタブロイド紙の紙面を飾るという事態になり、結局陪審員を降ろされてしまう。弁護側に有利と見られた陪審員だった。 レスターは、事件の夜にニールがクリニックへ来て「ジェシカを殺した」と告白したことを証言する。ニールは「そんなことは言っていない!」と思わず叫び静止される。ホフマンは反対尋問で、レスター医師の患者レイプ疑惑や薬物の不正処方を持ち出すが、検事の異議で阻止される。 ---- ===== 感想 ===== 法廷での尋問と反対尋問ばかりでは飽きると思われたためか(実際、飽きる)、法廷外の動きも色々。今回は法廷篇というより「法廷ゴシップ篇」みたいな趣きだった。ホフマン夫妻のゴタゴタ、アーノルドとジュリー、それに陪審員まで! 陪審員を選ぶのも一騒動だったが、途中で陪審員の交代があるのもまだ重大事。陪審員は通常12名だが、補充陪審員が同時に何名か選ばれており、何か問題があれば交代することになっているはず(この補充陪審員というのは、いつ交代があるかわからないので、最初から審理を聞いていなければならないらしい)。さらに、陪審員の三角関係という理由も重要視される。男性2人が女性を取り合ったという経緯があるため、振られた方の男性陪審員はニールのような男性に対して反感を抱くようになることが予想される。結局、振られた男性が残り、弁護側に有利なはずの陪審が解任されるという、弁護側にとって最悪の状況に。 そして審理内容もレスター医師による「告白」が証言され、ニールはますます不利になってきた。 --- //Yoko (yoko221b) 2008-05-11// [<>]